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【アリエ県@フランス】新知事就任一週間

アリエ県は、3月6日に新しい県知事を迎えた。

新知事は、笑顔の素敵な小柄な女性。「楽しく仕事をすることがモットー」なのだそう。
すでに県議会議員、県内の市区町村長などから、好意的に受け止められている。

アリエ県は、前々知事は定年間際の男性で1年の任期。
前知事は昨年3月に就任したばかりで、一年も留まることなく農業省に移動した。
そのため地元の議員たちから、アリエ県は政府から(つまりはマクロン大統領から)ないがしろにされていると不評だったのだが、今回の県知事は人柄もよく、長期就任を望まれているようだ。

県知事がどのような人物かということは、国がその県をどう見ているかということ。地元の人に好意的に受け入れられたということは、国への圧力もうまくかわせるかもしれない。

県知事は国家公務員で、内務省から派遣される。
市区町村長、市区町村議員、県議会議員は地元で選出されるが、それぞれの自治体の予算や支出は県庁が(つまりは国が)監視する。

大統領の代理である県知事は、公式のセレモニーには制服を着る。
県知事が臨席できない場合は、4人いる準知事の誰かが制服を来て出席する。
制服を着るのはいつもただ1人。
権威が誰にあるかということを一目瞭然にするためだ。

制服がとてもお似合いの新知事。私服もなかなかチャーミングだ。
その件はまた改めて。


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