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姪達との時間
一人っ子で、子供のいないわたしは、自分以外の子供が家にいる生活をしたことがない。
夫の妹に息子が生まれ、弟に2人の娘が生まれてから、家庭の中に子供のいる楽しさ、喜びを味わわせてもらうことになった。
毎日成長しつつある存在。
目に入るものがすべて新鮮に見えている存在。
弟の下の娘は5ヶ月で、ゆっくり過ごせたのは初めて。
最初は向かい合って少しずつ親しんでいき、今日はしばらく抱っこして遊ぶ時間があった。
まだ人見知りしないのでありがたい。
なんとなく、気が合うのではないかと予想している。
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上の娘は3歳になり、人見知りの時期を過ぎてちょっとずつ一緒に過ごす記憶も増えてきた。
シラノに興味津々で、「ご飯をちょっとあげていい?」「外に出していい?」「お散歩していい?」とその都度聞きに来てくれる。
彼女ははわたしにとってちょっと眩しい存在。
とても賢く、美しく、おしゃれで、妹思い。
エネルギッシュで、無邪気で、恥ずかしがりで、思い切りがいい。
シラノを散歩させる姿はなんとも言えず可愛かった。
散歩させたい気持ちいっぱいででリードを受け取る。
ちょっと怖いので慎重になる。
嬉しくて駆け出してみる。
シラノが座り込んで困ってしまう。
どの姿にもわたしは夢中だ。
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シラノも姪がリードを持ったときは、走り出したりしない。
姪が駆け出すときだけ一緒に走る。
飽きて座り込んでしまうことはあるけれど、上手に相手をしている。
犬は赤ちゃんや子供の繊細さを感じ取る。
甥っ子が赤ちゃんのときは、まつ毛や鼻を触られてもじっと我慢していたっけ。
そうだ、わたしは子供たち自身を見るのも好きだし、子供といるときのシラノを見るのも大好きなのだ。
命の尊さ、奇跡を見る思い。
わたしたちは、この世界で奇跡を生きている。
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