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【アリエ県@フランス】ムーラン中心街の夜

ムーラン市はかつてのブルボン公国の首都。
1400年代の建物も残り、夜に街を歩いていると映画のセットのような、タイムスリップしたような感覚に落ちることがある。

夜7時頃でも街は灯りが少なく、シラノとの散歩も歴史探訪のようだ。

アリエ県の住人は、かつての公国の名からブルボネと呼ばれる。

ムーラン市の人口は2万人弱。周辺を合わせても7万人に満たない。
アリエ県全体でも約33万3千人。

かつては公国の首都として栄えた。

革命や戦争を経ても、フランスの地理的中心として、重要な拠点だった。

その後も1950年代までは、パリとリヨンやマルセイユを結ぶ道路がムーランを通り、バカンス客はみなこの地を通って南に向かったので、街は賑わっていた。

今、街はかなりさびしい印象だ。
趣があり、こじんまりと住み心地の良い街ではあるけれど、閉まった店も多い。

でも、復活の兆しもある。

国立舞台衣装博物館ができたり、アリエ川沿いを改修し美しい景色を作ったり、近くに高速道路を呼び込んだりと工夫をしているようだ。

古い街並みは残しつつ、もう少し活気が出るといい。

あと1年半はここにいるので、歴史や景色、建造物などを訪ねてご紹介したい。

なにせムーラン市在住の日本人はわたしだけらしいので。

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