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『封刃師』 第7話

第6話の感想はこちら→

今回で一気に話が加速しましたね。

師弟対決はある種の王道です。穢刃を生む刀を持つ者は駆(早乙女太一)の師匠の悟堂真(坂口拓)と判明し、戦いへ。

短時間で一気に話を進めるためか説明的な台詞が増えて、それがちょっと残念。あと、師弟対決の殺陣はかっこいいけど、悟堂の語り口にはもっと重みや落ち着きが欲しかった。失礼ながらちょっとチンピラっぽく見えてしまって、せっかくのアクションが勿体無い。外道と化したとはいえ、元々は駆の師匠。重厚感は維持して欲しかった。

主人公がやられてクライマックスへの下地ができ、そこへ魅力的な新キャラ登場。主人公が悪に転じるのは魅力的なストーリーですよね。最終的にはうまく収まるだろうことは想像がついてしまいますが(もちろんいわゆる「バッドエンド」にすることだってできますけれども)、それでも悪い駆も見てみたい。受けるしかなかった駆が攻めに転じるわけです。

“人を消さずに封刃する鎮冥鞘”は次回完成するのでしょうか。それとも最終話に持ち越されるのか。何れにせよ、次回と最終回は殺陣の場面が増えるんじゃないでしょうか。期待も込めて。最終対決はぜひ、最初から最後までノーカットの長回しで見たい…

穢刃を生む刀を作り出した鬼噛計画については、実際にどのように作られたのかということには触れず。そんな細部へ行く時間がないのと、まあなんかそれっぽいことがあって、とにかく今ここなんだな、と分かればいい、ということなのでしょう。謎の解明には全くなっていないけど、それを言ったら穢刃だって謎のまま。そもそも穢刃を生む刀がある前から存在しているんだし、なんなら駆の担当エリア外では今日もそこかしこで生まれてるわけです(たぶん)。

残すところあと2回、引き続き見ていきます。


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