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『花椒(ホアジャオ)の味』というか映画館の座席問題

あーごめんなさい。

先日『花椒(ホアジャオ)の味』、観に行きました。行ったのですが、とても「観た」とは言えないことになってしまいました。

ほんと、ごめんなさい! 
途中ちょっと寝てしまったんです…

そんなにつまらなかったの? って聞かれたら、そういうわけではなくて。

万年寝不足で容易に寝落ちしてしまう私自身の身体特性も理由の一つですが、全く集中できない座席を選んでしまったのも大きな原因です。

今回、新宿武蔵野館で本作を鑑賞しました。
以前から、おもしろそうな作品を上映する良さそうなところだなと思っていたのですが、これまでなかなか機会がなく、今回が初めてでした。

予約の時はすでに席は結構埋まっている状態でした。
座席は列ごとに半席ずつずれていて前の人となるべく被らないようになっているスタイルです。とはいえなるべく直前の席は空いている方がいいので、前の席の片方がない(前の右半分は席があり、左半分は席が作られていない)ところを選びました。

ところが、この「前の右半分の席」の人の頭が思い切り画面に干渉していたのです。
座席から30cmは出ていなかったと思いますが、私の目線からは、スクリーンの下から4分の1から時には3分の1くらいのところまで、しかも真ん中あたりに常に頭(と、ちょっとほわっとした髪)がある感じで、つまりちょうど字幕が隠れてしまう位置だったんです。

しかも結構左右に動く方だったので、右に左に避けながら観ていたのですが(そうしてもいても常にどこかに頭が見えてはいるし)、そうしなければならないことについてだんだんイライラしてきて、しまいにはめんどくさくなってしまいました。

で、気づいたらちょっと寝ちゃってて。

客席部分の床の傾斜が緩く、場内の前方と後方の高低差が小さい場合、スクリーンの位置が高くないと、視界問題が発生します。設計の際にはその辺りも考えてくださっているはずなのですが…

耳で聞いてわかる言語だったらまだよかったのですが、中国語は全く無理でした。

背が高ければこういうことはないでしょうね。ちゃんと見えるのだと思います。
背の高い方が新宿武蔵野館で鑑賞する場合、できるだけ座席の背もたれ内に頭が収まるようなポジションで座っていただけると、後ろにいる小さい人が助かります。
(背もたれが肩くらいまでしかない座席もありますが、そういうところは大抵スクリーンの位置を高くしてあるか、場内の傾斜を大きくしてあるかで、前の席の人の頭がスクリーンに干渉することはないことが多いです)

他にもどこかこういう映画館があったような気がしますが、俄かに思い出せません。いずれにせよここまで見えない(ことが気になる)経験はすごく久しぶりでした。

ロビーは広くて、ビデオモニターと座って待てるベンチがあり、上映中の映画にちなんだディスプレイがしてあって良い雰囲気の映画館なので、ちょっと残念だなー。他のスクリーンはどうなんだろう。

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ということで、『花椒(ホアジャオ)の味』については何も言えなくてすみません。

本作をもう一度観に行くかどうかはわかりませんが、この映画館には二度と行かない! とかは思っていません。他では観られないような映画を上映してくれるミニシアターには頑張って欲しいです。(色々あって行きたくなくなったところなどもあるので)
これからも観たい作品があれば、座席の選択に注意して(若干賭けにはなりますが)観に行きます。


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