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不登校×子育て×働き方

こんにちは、CIEL STUDIOのナカムラです。

先日ニュースを見ていたら、GW明けの退職代行について特集されていました。

昔と違って、今は気軽に退職代行を利用できる時代。
今年の退職代行会社への相談は過去最高だったそう。

退職代行サービスについては賛否両論ありますが、辞め方は個人の自由だと思っています。
みんな色んな理由があるし、他人がとやかく言うことではない。

ひとつだけ言えるのは
「命を削るぐらいだったら、どんな手を使っても辞めたらいい」
ということ。

自分の命と心を守るのが、何より大事。
自分にとって心地いいと判断した環境で働けば良いんです。

そんなGW明けの退職のニュースを見て、去年私の娘が不登校になったのを思い出しました。

娘の不登校と周りからの声

娘が自分で、学校へ「行かない選択」をして1年。
親としてその選択に葛藤はありましたが、私は娘の意思を尊重しています。
すでに在宅ワークをしていたので、前向きに考えられた面もあるかも。

もちろん、仕事のスケジュール調整が必要な時もありました。
ですが、収入面でも大きな影響を受けずに済んだのは、この働き方をしていたおかげ。

ただ、在宅ワークだからこそ、周囲からの風当たりが強かったのも事実です。

「ママがずっとお家にいるから、子どもだって家にいたいよね」
「在宅で仕事してるから、子どもはママがいいんだよ」

こんなことを言われるたびに、親がどこまで耐えられるかを試されているように感じました。

娘は「学校が嫌だ」とは言っていましたが
「ママと一緒にいたいから学校に行きたくない」とは一度も言っていません。

ママが家にいるかどうかは関係なく、「学校に行きたくない」ただそれだけ。

周りは好き勝手言うだけで、責任を取るわけでもない。

「子どもが…」と簡単に言うけど、「子ども」という大きな括りで言っているだけなんです。
世間一般の子どもとか、学校の子どもとか。

「私の娘」として考えて発言しているわけではない、ということを感じていました。

子どもにとってベストな方法とは

私にとっては、自分の娘が一番大切。

「娘にとって」ベストな方法や学校との関係性を考えていきたい。
「子ども」という大きな括りではなく「娘にとって」で考えてほしい。

これらは学校に伝えました。

学校から見たら面倒な親かもしれません。
でも、どんなに扱いにくいと思われても、娘を守るのが私の役目です。

学校との付き合いも、人生100年のうちのたった6年間。
多少嫌われても構わないと思っています。

それよりも娘が心を壊さず、健康な大人に育っていく方がはるかに大切。
だから私は、娘の選択や意思を尊重しています。

子育ては予測不可能

「不登校だから在宅ワークがおすすめ」だとは言いません。

ただ、子育ては予測不可能なことの連続。
急に体調を崩すのも一度や二度ではないですし、その度に親は振り回されます。

だけど、振り回されるのも長い目でみたら一瞬。
手がかかる期間は、実質10年程度。
(もちろん発達の度合いや個性による個人差はあります)

人生が終わるときに思い出すのは、この「予測不可能で手がかかる10年間」だと思うんです。

母の記憶と娘との時間

私の母は、5年前に天国に引っ越しました。
当時、母が亡くなった喪失感と一緒に、身体の一部が抜け落ちた気持ちになったんです。

「この何か欠けた気持ちはなんだろう…」
そう考えた結果、幼少期の記憶がないことに気づきました。

子どもは幼少期の記憶なんて覚えていませんよね。
オムツを変えてもらった頃の記憶なんてありません。

「私が小さいときはどうだった?」
「私はどんなことで泣いてた?」

そんな覚えていない幼少期の記憶は、母の記憶の中にあったんです。
それに気づいたときは、結構ショックでした。

だからこそ私は、娘の成長を覚えておきたい。
娘の成長を目に焼き付け、記憶に焼き付け、娘がきっと忘れてしまうであろう時間。

いつか娘のためになったらいいなと、かけらを集めているような気持ちで毎日を過ごしています。

そのために私は在宅ワークという働き方を選んだし、娘と一緒にいる時間を増やせて本当によかったと思っています。

「自由」とは選択権を持つこと

「働き方の選択権を持つこと」が自由だと私は思っています。
それは、「選べる自分であること」がすごく大事だと感じているからなんですよね。

娘が学校に行かない選択をした時、在宅ワークをしていることで、彼女の決断に迷うことなく対応できました。
なぜなら、すでに私は「働き方を選べるようになっていた」から。

私は在宅ワークという働き方を選び、自分らしく生きています。
自分らしく生きる楽しさを、娘にも伝えられていると感じています。

だからといって「不登校だから在宅ワークという働き方がいいよ」なんて言うつもりは全くありません。

もちろん、不登校のお子さんをお持ちの方や「もっと子どもとの時間を持ちたい」と思っている方で、働き方に悩んでいたら力になりたいと思っています。

だからこそ、CIEL STUDIOでは「繋がる、そして育てる」という理念を掲げています。

働き方の選択肢を広げられるようなお手伝いを今後もしていきたい。
私が伝えられることを全力で伝えたい。
そう思って、CIEL STUDIOでは「在宅ワーク講座Skillme」のメイン講師も務めています。

「働き方」は「生き方」に直結する部分
スキルや知識も必要だけど、やっぱり「マインド」(考え方や受け止め方)が何よりも大切だと思っています。
だからこそ、マインドの大切さやマインドの在り方についてもSkillmeでは惜しみなくお伝えしています。

「楽しく生きる働き方」を選べる、スキルとマインドを自分のものにしてほしいです。

在宅ワーク講座Skillmeでは、1ヶ月間の短期集中コースが誕生します。
詳細はまた改めてお知らせしますね。

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