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ダンスを始めて3ヶ月の初心者が海外でパフォーマンスした話。第4話

第3話の続き。第4話、最終話になります。

いよいよパフォーマンスの本番当日を迎えました。

本番は午後から。
午前中もみっちり練習です。

本番、直前になってもまだ不安な気持ちは拭えませんでした。

なぜなら、まだ1回も間違わずに踊れてないから…。

どうしても、変更前の古い振り付けで覚えた癖が抜けず、ついつい古い振り付けで踊ってしまうのです。

振り付けを間違えないよう集中すると、立ち位置を間違えてしまいます。

・ 変更前の古い振り付けが出てしまうこと
・ 立ち位置を間違えること

この2つがぼくの中で、パフォーマンス成功の壁として立ちはだかりました。

2つの壁を乗り越えられることのないまま、最後の練習も終了。。

その日の午後、パフォーマンスのイベントが始まりました。

ワークショップで講師をしていた先生たちが、
パフォーマンスを行います。

プロのダンサーが繰り広げるパフォーマンスに拍手喝采。

うーん。さすがにプロはすごいな…。

なんてことを思いながら、舞台袖でパフォーマンスを眺めていました。

他のメンバーも緊張を隠せないのか、あっちこっちにウロウロそわそわ。

逆にぼくはあまり緊張はなく、頭の中は空っぽでした。

身体が覚えたことを舞台で表現するだけ。

そして、迎えた本番。

大歓声で迎えられ、パフォーマンスが始まりました。

必死で踊りました。

そして、あっという間にパフォーマンスは終了。

パフォーマンスは成功したのか、失敗したのか。

ぼくにとっては、失敗でした。

振り付けは、間違えずになんとかクリア。

でも、立ち位置を間違えそうになりました。

あっ、しまった!

と気付いて、あわてて正しい位置に。

たいしたことがない失敗のように思われます。
でもちょっとの間違いが、パフォーマンスでは大きく影響します。

タイミングが少しずれるだけで、周りのメンバーと違う動きになり、めっちゃ目立ちます。

はじめてのパフォーマンスは、失敗に終わりました。

それでも、パフォーマンスに参加して良かったと思います。

みんなで1つの作品を作り上げることは、すごく難しいけど、その分、できることも増え、大きなことができます。

ダンスを始めて3ヶ月の初心者が、1人で海外パフォーマンスなんてできるわけがない。

いろんなメンバーが集まるチームだから、海外でパフォーマンスもできました。

その経験があったから、今もダンスについて深く考えるようになり、note でも発信できています。

今回は、ここまで。
ありがとうございました。

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