車の免許を取るまでの話 #3

紆余曲折を経て、仮免を取ることができ第二段階へ…

ここから毎日のように通い、ドキドキの高速教習や山道での教習なども乗り越えて、いよいよ卒業検定の日

不合格だったときのショックを和らげるため、「一発合格できるとは限らない。落ちてしまうかもしれない」と緊張している自分を落ち着かせつつ、いざ本番。

3人1組で私は2番目だったのですが、1番目の方の様子を見てどんな感じで検定が進むのか雰囲気をつかみ、私の番がきました。

交差点での左折であまりスピードを落とすことができなかったため、遠心力がかかって膨らんで曲がってしまいました。

「完全にやってしまった…今の左折で絶対減点されてるから不合格になってしまうかもしれない」と腹をくくって、検定終了後、ドキドキしながら合格発表を待つこと数十分。

結果は合格

すっかり「絶対不合格だ…」と落ち込んでいたのでびっくりと同時に本当にホッとしました。

検定後、検定員の方に左折時のことなどをご指摘・アドバイスいただき、「今後気を付けよう」と肝に銘じて、無事、自動車学校を卒業。

後日、運転免許センターで本免学科試験を受け、こちらも無事合格

なんとか全ての検定と試験を一発で合格することができて、ここまで順調にいくとは思っていなかったので「本当に頑張ってよかった」と思いました。

また、車の知識以外にこの4ヵ月で得たものとしては『バカを演じると楽』だということ。

自分で言うのもなんですが真面目で傷つきやすい人間なので、失敗したり、言われたことを真に受けてずーっと引きずってしまいます。

でも、あまり真面目で優等生そうな雰囲気を出さず、要領悪い感じを演じることで何か傷つくような指摘をされても、自分へのダメージを減らすことができるんじゃないか。

「私はバカで物分かり悪いです!失敗する可能性大ですけどそのときはごめんなさい」精神で、良い意味でバカを演じて挑んでみると「失敗してもなんとかなる、大丈夫」と少し気持ちが楽になって分からないことも質問しやすくなりました。

指導員さんの中には、教習中に途中で「一旦深呼吸しようか」と気遣ってくださる方もいて、今振り返ってみるとこの4ヵ月は怒濤の4ヵ月で辛いこともたくさんありましたが、二度と体験できない尊いものだったなぁとしみじみ感じています。

社会経験がほとんどなかった私にとって、いろんな指導員さんと接することで「こういう人もいるんだな」と世の中を知る良い機会になりました。

まだまだ初心者期間なので慣れない部分ばかりで、バック駐車がなかなか上達せず上手くいかないと毎回落ち込んで自己嫌悪に陥ることもありますが、教習で学んだことを胸に、これからも気を付けて運転していきたいと思います。

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