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「未来へつなげ命の輪!」講演会・パネルディスカッション(2022/2/23)

どんなイベント?

広島県では、平成25年に「未来へつなげ命の輪!広島プラン-生物多様性広島戦略」を策定し、取り組みを進めています。
地域での生物多様性の保全を進めるために必要なことや課題について協議するため、県内の活動団体に声がかかり、西中国山地自然史研究会も活動紹介をすることとなりました。
オンライン開催となり、50名以上の参加者が見え、とても嬉しかったです。(若手研究者の名前が見えてさらに!)
講演会では中越信和先生による「広島プラン-生物多様性の現況とその保全」をテーマとした講演がありました。
研究者の先生方の調査で、県内のいきもの状況が明らかになり、そこから絶滅危惧の要因や保全のあり方の解説がありました。
河川や湿原、ため池など水辺のいきものが減っていることから、その環境を保つためには様々な方策が必要であることも具体的な提案もありました。自然保護を誰がどんな目標をもって行動していくのか、ドイツの例が挙がりました。
種を含む生態系(景観)を保護する意識の重要性がわかりました。
そして、団体4つの事例発表です。

動画で事例発表


西中国山地自然史研究会はこちらの動画を見ていただきました。→「特定非営利活動法人 西中国山地自然史研究会」(広島県北広島町)せどやま(里山・裏山)の恵みを地域に!
山や海をフィールドに、専門家と関わりながら、環境教育、ツアーなどを行う中で、地域固有のいきものやその環境を保全している様子がわかり、そこから団体の工夫や要望、課題などをコーディネーターが質問していきます。

まとめは?

学校教育や地域、行政との関係づくりのコツなどがまとめとして出てきました。
会の終了後に、パネルディスカッションの講評をいただきました。
・教育・環境・生業の視点でいうと、環境の視点が少なかった
・生業の中でも「農業」は重要な産業なのでぜひ団体として農業分野と連携してほしい
・団体の敷居が高かいように感じたかも?優等生な団体だった。

団体ごとに課題はあれど、意欲的にすすめていく気力は満タンでした。時にはつながりながら、これからも地域の自然を守り、活用していくなかで生物多様性をしっかり考えていくことが確認できた機会となりました。

自分の感想

個人的には、団体の活動を知っていただき、活動する場がありますよーとPRできる機会になったのでありがたいなぁと思いました。
また、一緒に登壇したNPO法人三段峡-太田川流域研究会の本宮宏美ちゃんは着物、私はもんぺるを着用でしたが、着物のテキスタイルにも自然やいきものモチーフがたくさん使われており、こういったところにも生物多様性の文化的サービスが現れていることもどこかで伝えたかったです。
またいつか。


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