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断続的断食とカロリー制限の比較研究:断続的断食26

1断続的断食か?カロリー制限か?


グループ1:カロリー制限
毎日の食事のカロリーを通常より25%少なくする。
普段2000カロリー食べているのであれば
毎日、1500カロリーにする。

グループ2:断続的断食
週に2日間は25%のカロリーだけ食べ、5日間は100%食べる。
普段2000カロリー食べているのであれば
週に連続しない2日、500カロリーだけの日を作る。
残りの5日間は普通に2000カロリー食べる。

減量の比較結果は同じ
6カ月の実験結果では(2011年の研究)
どちらも減量できました。
二つには減量としては
大きな差はありませんでした。

短期的なダイエットでは
どのようなダイエットでも減量はできるのです。
しかし、この2つのグループで
大きな違いがありました。

2インスリンレベルの違い


グループ2の断続的断食をしたグループに
大きなメリットがありました。
インスリンレベルと
インスリン抵抗性が
大幅に低下しました。

肥満の根本的な原因は
インスリンに関わっているため
もっと長期に断続的断食をすると
カロリー制限のダイエットより
減量に結びつきます。

3組み合わせの効果


さらなる研究では
断続的断食とカロリー制限の組み合わせが
体重減少に効果的であるとわかりました。

何を食べるべきかの
様々なダイエット方法があります。
何か一つの食事方法を選択して
食事の質や量にこだわるダイエットです。

何を食べるのかが重要であるのは
もちろん間違いありません。

甘いお菓子を食べるのか
ブロッコリーを食べるのか
どちらが健康にいいのかは
誰でも簡単にわかります。

どんな食べ物が体にいいのかは
様々な情報が氾濫していますので
みなさん、よく知ってはいるのです。

何を食べるのかは大事ですが
食事のタイミングは
それ以上に重要です。
インスリン分泌と関わっているからです。

何を食べるべきかという問題に
こだわり過ぎていると
食事のタイミングの重要性を
事実上、無視していることになってしまいます。

何を食べるべきかにこだわり過ぎると
食べものの買い物にも
ストレスがかかったりします。
食べない選択より
食べる選択をしているのです。
食べない選択を時々するだけで
買物もラクラクになっていきます。
食べない選択を取り入れてみましょう。
少しの間、断食をしてみるのです。

「いつ食べるのか」が重要なのは
インスリンと深く関わっているからです。
食べない時間、断食の時間を増やして
インシュリンレベルを
下げるようにしてみましょう。

それと同時に
「何を食べるのか」も
おろそかにしないようにしましょう。
食べる時の量については
自分にとっての
いつも通りの普通の量です。
断食をしたからと言って
食べ過ぎ、爆食いは避けましょう。

4断食は古代からの知恵


私たちはずっと断食することもできないし
ずっとご馳走を食べ続けることもできません。
断食することと食べることの繰り返しです。
これは古代からの知恵なのです。

人生のお祝いに食べ物を食べる時
食事を含む社会的な集まりや
パーティやイベントなど
健康・ダイエットなどの食事療法で
何を食べるべきかに固執すると
食べる事そのものを、楽しむことができません。
食事を楽しみ、人生を楽しんで
食べた後には断食を取り入れてみましょう。

無理のない、断続的な断食を
もっともっと長期的にみて
人生に取り入れていきましょう。

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