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飲酒タイプの8つの原型ー7解放タイプ

飲酒タイプには8つの原型があります。
それを深く知ることで
禁酒がうまくいくようになります。

意志の力ではなく
より自然に、禁酒、または、減酒が
出来るようになっていくでしょう。

ハッピーノンドリンカーまたは
ソーバーキュリアスになれる
ヒントになるはずです。


解放タイプの特徴


普段は抑え込んでいる
自分自身を解放するために飲酒する。

無意識に「解放」の原型が働いているとき、
自分に厳しいルールを設定したり、
飲みすぎたことを恥じたり、
アルコールがいかに体に悪いかに焦点を当てたりしても、
長期的に見ると、
これらは飲酒量を減らしたり、禁酒するのには
まったく役に立ちません。

短期的には禁酒成功するかもしれませんが、
最終的にはプレッシャーが大きくなりすぎる。
プレッシャーが高まります。
そうなると
「もう我慢できない」となり
ただ爆発しそうな気がする。
だからストレス発散として
お酒を選ぶ方向に行ってしまうのです。

パーフェクトな自分の幻影

完璧主義者
自分自身に高い基準を作る成績優秀者
ミステイクを自分に許さない人

時々、お酒を飲むと一時的に
パーフェクトから逃れられる。
すべてを正しく行わなくてもいい。
ただ自由になる
一時的に自由が得られる。

肉親や親戚を養わなければならないという
多大なプレッシャーを感じている。
自分には発言権がないと感じている。

解放とは、本来あるべき自分とは何か。
自分自身が自分を縛っているのではないか。

この原型の多くは、
私たちが子供の頃の影響が多く現れます。

ミスティクは悪いものだと学び
感情の露出は幼稚または愚かであることを学び
見る夢は非現実的または無責任であることを学びます。

私たちはルールを守り、
あるべき自分でいようと努めますが、
時間が経つにつれて、
自分らしくあることよりも、
他の人の期待に応えることが重要になってきます。

本当の自分ではない人生に囚われていると
感じるとどうなるでしょうか?

飲酒が一時的な自由を連れてきます。
それは、自分自身の抑え込んでいた部分を
解放する方法です。
しかし、何が起こるかというと、
自由を見つける代わりに、
シラフのときの自分と、
お酒を飲んでいるときの自分の間の溝を
大きくしてしまうのです。

例えば、
平日のほとんどの時間、善良で責任感があり、
忠実で、正しい行いをしている自分がいるとします。

そして、週末が来て、
正しい自分を解放する必要を感じて
お酒と共にワイルドな自分になる。
誰が何を考えているかをまったく気にしない
この瞬間を過ごす。

お酒を飲んでいるときは本当に自由な気分。
本当に切望していた自由だと感じる。

しかし実際のところ、
それは自由ではなく、束縛です。
なぜなら、お酒を飲んでいる時間だけが
自由を感じる時間になってしまうからです。

もっと自分らしくなれることが重要です。
しかし、そこに反発が現れます。

これ以上自分らしくなりたくないんだ。
私は欲望が多すぎる人間なので、
自分自身を減らしたいんだ。
もっと自分らしくすればするほどに
飲酒量も増えるのではないか。

抑えられないほどの欲望があるのは
なぜでしょう。
それらの飽くなき欲求は、
あなたが本当の自分を遠ざけているサインです。

本当の自分を押さえつけていると
お酒を飲んだ時に、それが出てきます。

たぶん、愚かでワイルドな自分を
数杯お酒を飲んだ後にだけ表に出している。
それは、シラフの時に
そうふるまうと、間違いなく人々は
眉をひそめると思っているからです。
周りのみんなを幸せにしなければという
プレッシャーが大きすぎるのです。
だから、自分だけの夜を過ごしたいときに
お酒が必要になっていくのでしょう。

おそらくアルコールは、
従うべき(自分がそう思っている)ありとあらゆるルールに
自分が囚われていると感じたときに
そのことに、反抗する方法を
あらわすためなのかもしれません。

私たちは、
長い間、ことわざのような
正しい行いをしなければならないという
枠にはまってしまっていたのでしょう。

人々が期待する
善い行い、モラル、正しい行い。

私たちは、この箱から
シラフの状態で、抜け出すことはできない。
しかし、お酒を飲めば
自由になれる。
「さあ、酔っぱらって
自分を解放しよう。」というようになっていく。

さて、問題は、なにか。
飲酒によって得られるこの自由は、
本当に短期間であるということです。

数時間夢中になって、
まったく違うバージョンの自分のように振る舞える
そんな気になりまし、実際にそうします。

ルールがどうなっているのか、
人々が何と言おうとしているのかを気にしない
この短い期間を過ごすことができます。

しかし、時間がたち、
その後
効果は消え、最初の場所に戻っていくのです。

あなたはまだ箱の中に戻ります。
自分がどうあるべきかについての
期待の重みで窒息しそうになるのです。

したがって、リリースの原型が存在する場合、
お酒の量を減らしたり、
禁酒をするのは、非常に困難になっていきます。

自分を解放したい欲求に支配されるからです。
お酒の力をかりて。

飲酒量を減らすことはできますが、
それはあなたが望んでいることを
達成することはできません。

重要なのは、抑制を取り除き、
気にするのをやめるということです。
したがって、
飲み過ぎないように
ルールを作ってもうまくいきません。

二度と酒を飲まないというルールを作ることも、
おそらくうまくいかないでしょう。

プレッシャーは耐えられなくなるまで
高まり続けます。

禁酒か大酒か極端になる


これが、このタイプの非常に多くの人が
長期間お酒を飲まずに過ごしたり
または、飲み始めたり、
お酒に対する考えを
ころころ変えているかのように見える理由です。

そしてある夜、
彼らは極度に酔っぱらいます。

なぜなら、この開放タイプは
酔うために飲酒することと
大量に飲むことと関連付けられていることが多いためです。
これは、この原型に恥が関連していることも意味します。

次の日の朝、こう考えるのはとても簡単です。
「神様、どうして私はこんなに愚かだったの?
なぜあんなにバカだったのか?」

解決策は、これをやめることです。
お酒を飲んでいるときの自分の行動を
非論理的だと考えるのをやめることです。

どれだけ酒を飲んだとしても、
何をしたとしても、
それを非論理的なものとして見るのをやめます。

もしかしたら自分にとっての
本当の自分を知るヒントがあるかもしれないと
そこに視点を当てていきます。

解決策は、
普段なら自分を恥じてしまうようなことに
興味を持つことです。

つまり、お酒を飲んで暴れ狂ったり、
感情が表面に湧き出たり、
危険な行為をしたときに

「よし、これは無責任な決断をする、愚かな自分だ」
と思うのはやめます。

そのような行動をする、自分の本質を見ていきます。

その行動があなたの人生の一部を明らかにしようとしているとしたら?

自分がどうあるべきか、
またはどのように行動すべきかについて、
「こうあるべきだ」と
がんじがらめにされているせいではないのか?

「いや、それは私が間違っていた、悪い、非論理的、愚かだった」
とすぐに判断してしまうと、
この時の情報を見逃してしまいます。

解放タイプのスーパーパワー

あなたの中に隠れている自分自身と
普段の自分を統合し始めていくことです。

どのように行動すべきか、
誰であるべきか、
何をすべきか、

これらに対する
みんなの期待の重みを感じなくなったとき
お酒を飲むことで得られる
一時的な自由を追い求めるのをやめるでしょう。

なぜなら、あなたはすでに
その自由を自分自身に与えているからです。

両極端の間を行き来するのではなく、
自分自身のこのような簡単なリズムを見つけるでしょう

シラフのときの自分
お酒を飲んでいるときの自分
極端な自分から解放されていきます。

解放タイプに関して言えば
より深い欲求は
真に本物であることです。

それは、もっと自分らしくありたいという願望です。
なぜなら、自分がもっと本当の自分でいること、
自分自身に正直であるとき、
あなたは自分自身に本当に深い自由を与えることができ、
その自由は「自分らしくいることが快適だ」
となるからです。

私は他人が望んでいることではなく、
自分にとって最善なことをします。

本物であることは
驚くべきスーパーパワーです。

自分の希望に沿った意思決定を行うことが
はるかに簡単になっていきます。
そのため
お酒を簡単に
遠ざけることが可能になっていきます。

飲酒タイプの原型については
禁酒コーチのRachel Hartさんの
ポッドキャストを参考にしています。

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