2年後、あなたは誰かを好きになる

モノカキの嗜みとして、タロットは知っておく必要があるだろう。

という理由だったかどうだか、ある日より占いを勉強し始め、ふとプロの仕事が見てみたい!と思い立って、そういう店にも足を運ぶようになった。

本気で仕事について占ってもらったが、大抵は「もう自分の中に答えを持っている」「あなたならできるはず」で完結。

占いに頼りすぎるのもいけないが、そんな精神論はいらねえよ、と思っていたのも事実だ。

しかしつい最近、「書けないものは書けない」という悩みが限界に達したため、有名占い師を予約してこの弱音をぶつけてきた。

そしたら、その占い師が言ったのよね。

「あなたが書きたいのはネガティブな文章、求められているのはポジティブな文章、だから仕事では書けないと感じる」

「あなたの中のクリエイティブな性質がここ数年なりを潜めている」

「あらやだ、あなた2年後に好きな人ができるわよ」

はい?

聞いてもないのに恋愛運を語られるという、占いあるあるが勃発。

おそらく、占いに来る女性の大半が恋愛について相談に来るからだと思われるが、私にとっては余計な情報だ。

好きという感情は、今後の人生において無駄時間でしかない。

悩んだ末にそう結論付けたのがちょうど4年前。

それから好きな人への未練をなんとか断捨離し、ここ数年は心穏やかに暮らしていたというのに、先生はウキウキしながら新たな地獄の到来(恋愛の可能性)を伝えてくる。

私は文章が書きたいだけで、恋愛がその糧になるとしても、もうお腹いっぱいだ。

自分を取り戻すために、それは必要な事なんだろうか。

『2年後、私は誰かを好きになる。』

その結末は、2年後のnoteで。

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