映画『グッバイ・レーニン!』を観て
社会主義・共産主義時代の映画をハシゴして見ています。
東ドイツ下での暮らしをコメディチックに知れて面白い映画でした。1989年ベルリンの壁崩壊が起きましたが、夫や姉が生まれた年なので、そう古い歴史でもないってことに改めて驚きました。
マルクス主義とか共産主義とか、社会の授業で習った時は、理論としては良いものだなと思ったんですよね。全ての人が平等に暮らせたら良いじゃんと。でもソ連や東ドイツや中国は、粛清とか拷問とか血生臭い事件が沢山起きて衰退していった。何でそんな事になってしまうんだろうと不思議だったのですが、人々の暮らし方とかを見ていると少し分かってきたような気がします。
やはり自由が少なくイデオロギー的な物を強制されることが多いと、少し歪んだ社会になっていくのかも。自由を尊重しつつ、他人の権利や感情を妨げない程度に規制するっていうその塩梅は、本当に難しいです。政治の永遠の課題ですね。
経済学者の斎藤行平さんは、マルクス主義自体が悪いものなのではなくて、ソ連や中国のやり方が悪かっただけと言うけど、そうなのかな。マルクス主義についてもう少し深く理解してみたい。
政治についてもう少し掘り下げたい気持ちがあるんですが、今日は限界を感じたのでここまでとして寝ます。
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