家出した母ちゃん その2 〜家を借りる〜
おばちゃんのあったかい手が 私の耳に触れた
どうやら耳の産毛を剃ってくれるらしい
こんもりとした泡と取ると 綺麗に耳に泡を撫でつけてくれている
出会って5分で だいぶディープな話を聴いてしまった
どんな返事をしていいか迷っているが
おばちゃんは特に気にする様子もなく 話し続けている
唾を飛ばす勢いで話しながらも おばちゃんの手が止まる様子はない「ねえ、おばちゃん…。お願いだから、耳だけは落とさないでくれ」と心の中で必死に呟いている
おばちゃんの話をまとめるとこうだ
小学生