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森田 コロニー作り方

はじめまして。中夜祭2021実行委員の森田です。

突然ですが、今年の中夜祭はこんなストーリーで始まります。

そう、"コロニー"という謎の魔人が出てきます。
こんな感じのキャラクターです。

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なんだか面白そうですね!!!

実は、このコロニーはVtuberを作る技術で作られています。
今回はコロニーがどのようにして作られたか、また作るにあたって検討したことを紹介して行きます。

コロニーの作り方

Animaze by FaceRig (https://store.steampowered.com/app/1364390/Animaze_by_FaceRig/)という無料ソフトを使用し作成しました。

このソフトは2Dや3Dのアバターを使用し、Vtuberのように生配信や動画収録などができるものです。パソコンのカメラで自分の顔を写すと、表情や口の動きをトラッキングして自動で動いてくれます。

このソフトの凄いところは、なんと元からアバター素材が数十種類用意されています!かつそのデフォルトで用意されているものをカスタマイズし、自分だけのアバターを作ることが可能です。課金するとさらに多くのアバターを使うことができます。

デフォルトだけでもこれだけ用意されていました。

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ぐるナイのアバター大喜利でもこの中のキャラクターを見たことがあるので、おそらくAnimazeを使っていたのでしょう。

特にオリジナルキャラでなくていい場合にはとてもおすすめです。無料で簡単にクオリティの高いVtuberを作れます。

他に検討した作り方

他にも以下のソフトを使うことを検討しました。紹介していきます。
・Adobe Character Animator
・VRoid Studio
・Live2D (外注)

Adobe Character Animator

Adobeのソフトで、簡単にイラストをフェイストラッキングして動かせます。こちらはAnimazeと比べるとデフォルトで用意されているものがやや少ないです。

このソフトのいいところは、Photoshopで作ったイラストを簡単にVtuber化できるところです。口の動きなどの顔のパーツを複数作り、設定してしまえば出来上がりです。

逆に良くない点は、複雑な動きには対応できないところです。簡単に設定できるようにはなっていますが、その反面細かい設定ができないです。

自分で作ったオリジナルのイラストをとりあえず動かしてみたい人にオススメです。

VRoid Studio

こちらは3Dのアバターを簡単かつ細かいところまで設定して作れるソフトです。これは3Dモデルを作成するだけのソフトなので、3tene等別のソフトを使い動かす必要があります。

このソフトのいいところは人間キャラをかなり自由度高く作ることができる点です。髪型、体型、色、足の長さ、服装など細かいところまで設定できます。

このソフトを使わなかった理由は、人間キャラしか作れないという点です。
今回のコロニーは人外なので、VRoid Studioで作れるキャラはイメージが違いました。

このソフトで試しに作ってみたものです。ファイナルファンタジーで出てきそうな感じになってますね。

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Live2D

最後にLive2Dです。このソフトはVtuberを作る際に最も一般的に使われるものです。イラストや3Dモデルに動かすための設定を加えます。表情をトラッキングして動かすためにはfacerigなどのソフトを使用します。

このソフトのいいところは、かなり細かい部分まで動きを設定できるところです。Youtubeで見るようなクオリティの高いVTuberは大体このソフトを使用し作成されています。

悪い点は、使うのが難しいところです。外注するにも最低で5万はかかりそうでした。設定できるポイントが多すぎるため、かなり難しいです。イラストや3Dモデルを別で用意した上に、このソフトで設定をするのは時間的にも厳しかったです。

終わりに

今回はコロニーの作り方を紹介していきました。VtuberにはVtuberとして以外にも様々な使い方があります。中夜祭のように演劇風の企画に使ってみたり、ぐるナイのアバター大喜利のように匿名性を利用した番組企画に使ってみたりなどなど。ちなみにZoomに繋ぐと、Vtuber配信みたいにZoomに参加できるようです。まだ新しい技術なので色んな遊び方があるかもしれませんね。

是非この記事を読んでくれた皆さんも自分だけのVtuberを作ってみてはいかがでしょうか?

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