Atsuko Sakamoto 坂本厚子

アフリカの土を原料にした陶器アクセサリーブランドChuui代表。2003年単身ケニアに…

Atsuko Sakamoto 坂本厚子

アフリカの土を原料にした陶器アクセサリーブランドChuui代表。2003年単身ケニアに留学、スワヒリ語を学ぶ。のち国際協力機関での仕事に従事。忙しい日本女性に、ユニークでハッピーなアクセサリーを届けることで、ケニアの工房で働く女性の雇用サポートに挑戦中。

最近の記事

普段着をよそ行きに変えたアクセサリー~Chuui誕生物語<後編1/2>~

【陶器アクセサリーとの出会い】 ケニアでの生活に慣れ、週末の楽しみになっていたアクセサリー探し。そんな中、出会った1つが陶器アクセサリーでした。型にはまらないユニークなデザインや日本人にはない色彩感覚は、アフリカの大地、そこに住む人々の感性がそのまま表されているようでした。そんなアクセサリーは新鮮で見ているだけでもとにかく気分を明るくしました!あれも可愛いこれも可愛いと乙女ゴコロをくすぐるものばかり。また、陶器素材を使ったアクセサリーは初めてでした。 【普段着をよそ行きに

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      【ケニアでの楽しみ】 ケニアでの生活も徐々に慣れはじめていた私の楽しみ、それがケニアの民芸品を買うことでした。ケニアには様々な民芸品やアクセサリーがあり、その一つ一つが手作りなため、同じようでも違っていたり、とにかく見て欲しくなるものがたくさんありました。休日はマサイマーケット(週に数日場所を変えて行われる青空マーケット。手作りのアクセサリーや民芸品を製作している人が集まり販売を行っている。値段は全て交渉で決まる。)に足を運んでは、数ある商品の中からお気に入りを選んで交渉し

      • ケニア・ナイロビでの生活~Chuui誕生物語<中編1/2>~

        【ケニア・ナイロビでの生活】 ケニアでは学校の寮で生活をスタートしました。午前中はびっしりスワヒリ語とケニア文化についての勉強。現地で長くNGO活動をしている方を講師に迎えた授業や実際に活動現場を見る機会もありました。午後は、授業で覚えた言葉を外に出て実際に使ってくるという時間帯です。 初めは土地勘もなければ治安の心配もあり、外出するのもおっかなびっくり。けれど、学校で言葉や文化をケニア人の先生から学び、ケニアの人々の感覚や考え方、文化を知っていくにつれて行動範囲も徐々に

        • アフリカ・ケニア留学~Chuui誕生物語<前編>~

          【アフリカ・ケニア留学のきっかけ】 2003年東アフリカのケニアへ留学しました。子供の頃から国際協力の仕事に携わりたいと思い、学生時代に国際協力機関やNGO団体が主催するイベントやスタディーなどに参加をしていました。 福島の田舎で育った私にとって、テレビで見る海外番組はいつも興味津々で憧れの世界。子供の頃から、映画、旅番組、様々な民族や文化が映し出される番組をとても楽しみにしていたのです。 そんな中、子供ながらに衝撃を受けたのがアジアやアフリカの貧しい生活の映像でした。

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          アフリカのエネルギーを、ビーズに乗せて

          「早く私にも見せて!」。工房中で回覧したのは日本の女性たちがアクセサリーを身にまとった写真だ。それは工房で働く女性 たちの大きな喜びとなった。私は赤道直下ケニアの土を原料とした陶器アクセサリーをケニアのシングルマザーたちと製作している。アフリカらしさを生かした魅力ある製品を届け、手にした人の満足とその先にある生産者の継続雇用を目的とした事業だ。 活動のきっかけは、国際協力の仕事がしたいと向かったケニアで感じた自分の無力さだった。助けられているのは私ではないだろうか。物質的に

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