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ローリング・サラリーマン詩篇    prologue

満員電車を乗りこなし
エレベーターの到着音も高らかに
揺るぎなくもあんま意味なく
できうる限りの定刻出社
本気のホンネは
仕事そこそこみぴょこぴょこ
かろやかに、つまづきながら
働く、勤める、戯れる
俺の名は、ローリング・サラリーマン
ボトルコーヒー、実装完了
貸与PC小脇に抱え
会議室を渡り歩けば
なんか出来る感じ 仕事回してる感じ
開ける未来は 四半期毎の
オフィス渡世は とつおいつ
かくもおかしく、かくもたのしく
俺の名は、ローリング・サラリーマン
あくなきコンペの繰り返し
扱い受注は時の運
さあ、浮世マーケティングの
はじまり、はじまり


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