アフリカ情勢報(10月20日)

ソマリア情勢は悪化の一途(安保理)

UNSOM(国連ソマリア支援計画)のカトリオナ・レイン代表は国連の安全保障理事会において、ソマリアでの紛争が2017年以降最悪の被害をもたらしていると述べた。ゲリラ活動を展開するAl-Shabaabによる民間人殺害と、ラスアノド(Laascaanood)紛争による犠牲者によるものと見られる。

アル・シャバーブ(Al-Shabaab)
ソマリアを拠点に活動するスンニ派過激組織。
「アルカイダ」に忠誠を誓い、ソマリア政府や同国内の外国軍部隊を標的としたテロを実行しているほか、ケニアでも散発的にテロを実行。

公安調査庁
UNSOM Catriona Laing特別代表(安全保障理事会)

同国は深刻な人道危機に陥っており、120万人は難民で、400万人が飢餓状態である。エルニーニョ現象による降雨量の増加により深刻な水害が発生する恐れがあり、食糧不安につながる可能性がある。気候変動の防止と、不足している人道支援資金の拡充が求められる。

また同代表は、ソマリアが重債務貧困国イニシアチブ(HIPC)の完了点に達し、国家監査法(national Audit Bill)が可決されたことに言及した


参考


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