重債務貧困国(HIPC)とは?
重債務貧困国 HIPC(Heavily Indebted Poor Countrie)
世界で最も貧しく、最も重い債務を負っている開発途上国を総称したもの。
1996年に国際通貨基金(IMF)と世界銀行により、貧困国が制御不能な債務負担に陥ることがないように基準を元に規定された。
また、IMFと世界銀行は、HIPCに認定された国々が解決の道を模索できるように問題のイニシアティブを立ち上げ、
2005年には、持続可能な開発目標を進展させるための多国間債務救済イニシアティブ(Multilateral Debt Relief Initiative)が追加されるのなど、拡充されてきた。
貧困削減戦略(PRSP)
PRSP(Poverty Reduction Strategy Paper)とは、当外国政府(途上国)のオーナーシップの元、幅広い関係者(ドナー、NGO、市民社会、民間セクターなど)の参加・パートナーシップにより、長期的視野・包括性・結果を重視して作成される、貧困削減のための経済・社会開発計画である。
1999年9月のIMF・世界銀行合同開発委員会での総意に基づき、最終的に世界全域にわたる72の途上国(貧困国)で策定されることが求められているものである。
HIPC完了(到達)国
アフガニスタン
ガンビア
ニカラグア
ベナン
ガーナ
ニジェール
ボリビア
ギニア
ルワンダ
ブルキナファソ
ギニアビサウ
サントメ・プリンシペ
ブルンジ
ガイアナ
セネガル
カメルーン
ハイチ
シエラレオネ
中央アフリカ共和国
ホンジュラス
タンザニア
チャド
リベリア
トーゴ
コモロ
マダガスカル
ウガンダ
コンゴ共和国
マラウイ
ザンビア
コンゴ民主共和国
マリ
コートジボワール
モーリタニア
エチオピア
モザンビーク
HIPC暫定国(開始〜完了まで)
ソマリア
スーダン
HIPC決定前
エリトリア
参考
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?