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村上春樹「風の歌を聴け」再々々・・読。<その3>

こんにちは。CHU-TEA-COKEです。
音楽配信しています。大手配信サイトで聴けるので、よかったら聴いてやってください。

 今回は引き続き、村上春樹の「風の歌を聴け」を読みます。
 完全なネタバレですので未読の人は気をつけてください。

21

19を鼠の語りとするならこの章も鼠の語りだと思います。3人目のガールフレンドについての話。これは何のメタファーだろうか。わかりません。

22

僕が左手の指が4本しかない女性の家に行ってビーフシチューを食べながら話をする。
 私の考察的には星マークは僕と鼠が入れ替わる印だと思うのだけど、その考察が正しければこの22の後半の星マークのあとは鼠、ということになる。
 もう一つルールがあるとすれば、数字の区切り部分では鼠、僕どちらでもスタートできるという事だろう。

23

 冒頭は鼠の語りで、星マーク以降は僕であろう。「○番目に寝た女の子」という表現は鼠のものと思われる。だから23の最初に僕と言ってるのは鼠で、星マークの次の僕は、僕であろう。
 しかし、この次の星マークの後を読むと星マークで入れ替わるという推測は間違いであると言わざるを得ない。
 彼女の死を知らされた時にタバコを吸っているということは、僕であって、鼠ではないだろう。鼠は3年間、タバコを吸ってないはず。
 1970年の4月3日に3番目の女の子は亡くなったということでいいと思う。
 ここまで整合性が取れてると思っていた私の考察が崩れている。いろんな前提が崩れてしまった。どうしよう。しかたないので、宙ぶらりんな感じで読み進めます。

24

僕は鼠から、人に会って欲しいと頼まれる。それだけ。
ジュークボックスでかかる曲になんらかの意味があるのだろうけど私にはわからない。

25

僕が初めて鼠の家に行った時の話。これがリアルだとすれば二人が同一人物説は否定せざるを得ない。
話が逸れるけど、先日こんな記事を読んだ。

夢日記をつけていると夢と現実の記憶が曖昧になってしまう。という体験談が書かれています。これを読んだ時に、ちょうど今読んでいる「街とその不確かな壁」の事が思い出されました。村上春樹のなかでは夢と現実は同レベルで存在してると考えているのではないのかと。だとすれば、この25の話は夢に見た話であって現実ではないけれど、僕にとっては現実として認識されている。という説明もつくかもしれません。

26

3番目の女の子。1963年8月に14歳。21歳の時に亡くなっている。
亡くなったのは1970年の4月3日。よほどのことがなければ大学四年生であろう。僕と同級生のはずだ。

27

そしてある年の夏(いつだったろう?)、夢は二度と戻っては来なかった。

風の歌を聴け 講談社文庫 105P

 これは何の事だろう。一般論的な青春の終わりを語ってるのか。何かその時に事件が起きたという事か。
 この章ではスーツを着て、鼠に頼まれた人に会う約束を果たそうとするが鼠が結局キャンセルする話。

28

27の夢は二度と戻っては来なかったのは、同級生にエロい写真を見せられたからなのかな?

29

ちょっと何も伝わってこない感じ。僕がこの街を離れるということは鼠も消えてしまうという事だろうか。ジェイも二人の人格をわかっていると考える。

30

何の意味があるのかさっぱりわからない感じ。

今回はここまで。
次回が最後になります。正直、私の予想や考察は全然当たってない感じですが、このまま最後まで読んで玉砕したいと思います。


 もしこちらのnoteが面白かったという方はぜひ私の曲を聴いてください。


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