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選手の移籍に思う

 毎年来るこの季節、コンササポにとっては一年の前半は残留、後半は移籍という一年通して話題が尽きない。

 朋樹の移籍は誰もが将来主将をやる選手だと思っていたので驚く移籍だった。

 サッカー選手には移籍は付きものだし当たり前の世界で他にも移籍選手はいるだろうし私自身移籍に対する気持ちはコンサに貢献してくれありがとうしかない。

 移籍の真相は知るよしもないけど私自身プロスポーツ選手の移籍は1円でも多く評価してくれるチームに行った方がいいしより自分が磨けるものがある場所がそこにあるなら尚更いった方がいいと言う考えに尽きる。
 もちろんお金だけではないが移籍するにも残るにも評価の内容、人間関係、施設、サポ多くのことが要素であると思う。

 やる側から見た目線、見る側から見た目線、絶対わかり合えない人もいるのは仕方ないこと。

 ただ言えるのは、サッカー選手はある一定の結果を残した選手とか健康でなければ選手生命は短く、20代で職を失う可能性が高く、サッカーが無くなったら路頭に迷うのは選手でサポーターはサッカーが無くなっても生活は無くならないと言う観点からも移籍に対しては肯定できると自分の中でのスタンスは変わらない。

行くも残るもありがとう以外の選択しかない

 サポも人生かけてんだよと言うがそれは本人次第で身を引くにのはいつでも可能で熱狂的と言われる人はどこまで生活を犠牲にしてるのかと思うところもある。

 過去にも移籍していく選手に見苦しい言葉を顔が見えないことをいいことに発信した言葉を何度も見てるけどなぜそう言う心理になるのか自分の中でやる側と見る側の心理で整理してみた。


◯やる側(チーム側)の心理

① 人の存在
 一般の会社でもそうだが良く思うのは仕事のやり甲斐は「どこでやるのじゃなく誰とやるかが重要」と思うのでチームメイトに仲いい選手、信頼できる監督、コーチ、スタッフ、そしてその人達とどんな雰囲気でどんなサッカーをしてるのか一番大きい項目
 中で不協和音が起こってるとか職場環境に不信があるとか一般人でも会社に行きたくないという心理が生まれる

②給料
 自分の価値の現れでプロスポーツ選手は絶対こだわるとこで特に家族がいる選手はより重要視してもいいと思う。一般人でも時給が多い方に傾むくのは当たり前。お金じゃないと言える誤差をチーム愛で埋めるのも限界がある現実の話

③環境面
 毎日の職場でより成長するためには施設などの充実が不可欠、同じスキルアップするならいい道具はいい方を選ぶは当たり前
 最高の素材は最高の土壌で生まれる一つの要素

④住む場所
 当然仕事とプライベートは両輪であり、家族の意見や食べ物や周りの環境、利便性や自然、より重要視する項目は選手によって変わってくると思う

⑤サポーター
 これは想像の範囲だが熱ければ熱いほどプレッシャーが出てくるのはどこも同じ、しかしSNSで直接攻撃するとかいろんな面で選手に害がある存在がいるかも判断材料の一つな気もする。サポートすれば全て許されると言う時代はもうとっくに終わってる。

以上自分が思うやる側の判断材料


見る側の心理

① 親心
 今回の朋樹の移籍心理もそうだが小さい頃から成長を見ていただけに手元に置いておきたいって言う心理、ましてや主力であれば尚更

②恋心
 選手に恋してしまい、置いてかれる心理、まさに突然別れたいと言われ「え!何で」となり愛情が深ければ憎悪に変わる場合もあり、最初メソメソしているが時間が立てばすっぱりもあるが心理学的にはその先はストーカー気質になる暗黒面もある。
 部活の憧れの先輩程度ならまだロスから抜け出しやすいかも

③集団仲間意識
 今までここまで一緒にやってきただろ!それなのに何でよ!と言うこれも愛情のカテゴリだがいわゆるチーム愛、次の日から豹変して攻撃をし始め、好きだった相手が潰れるを見たいと言う願望になる人間の競争心理の一つ
 闘争心が多い男性にありがちなのといわゆるヤジ親父もこのカテゴリでブラックジョークで煽るならまだいい方

④サッカー至上主義
 移籍は仕方なくその後移籍金があれば代わりの選手はいくらでもいるというサッカー至上主義
 出て行く選手にはサンキューな的感じでサッカーを通じてそのチームに勝てばいいと言うサッカー至上主義

以上TLをみてると見る側の心理を整理すればこんな感じだろう。


 以上の視点を整理してTwitterの中で汚い言葉が何故飛び交うのか考えてみる。

①顔の見えない世界
 SNSを通じて知り合い、スタジアムで挨拶し親交を深め顔の見えるサポーターは暴言を吐いたとしても「ああ、あの人こんなこと言うのか」とか「あれは酷くないか」と他人が介入できる心理余地があるが秘匿性の場合それが無いので言いたい放題で止める余地がない。

②統制の取れない世界
 誰も自由に意見を述べれるいい世界だが集団形成が狭くなればなるほど意見がぶつかり合い、会議で言えば議長もいなくそれぞれが大統領になってしまい結論が出ない。

③年齢層の幅
 人生経験のない小学生からかなりのお金を動かしたり社会的責任もある立場の人間もTwitterの世界でフラットと見られており当然倫理観や社会経験の差で意見も違い、社会的規範と人間的未熟さがぶつかり合う世界

④依存
 SNSは不特定多数に一方的に意見を言え誰しもの意見が通り、誰かが聞いてると言う(誰かに聞いて欲しい)満足感と自己承認欲求を満たせるため依存になりやすい傾向にもある。手取り早いストレスの吐口

⑤犯罪の温床
 近年ではバッシングにより自殺者が増加するなどいわゆる小学生のイジメ的な感覚から重大事件になるケースが多い。
 ことツイートに関しては自分に文句を(気にいらない)言ってくる人間を他の人間を使って攻撃でき、全てわかりもしない赤の他人を表面上の事実だけでコントロールし潰す事が可能な世界(賛同同情型攻撃)である。

 以上人間的性格的価値観が入り乱れ、かつ統制の取れてないリーダーがいない世界なので一つに考えが纏まるのは不可能であり、悩めば悩むほど馬鹿らしく我が道をいくのが正解であろう。

例えて言うならハロウィンがそうである。
ハロウィンは各種イベントやデモとか違い主催者先導者がいない無秩序な世界なので収集がつかなく厄介である。

Twitterの世界も同じと言える。


 誹謗中傷は犯罪と社会が今認定してきているがその解釈はケースバイケースである。

 試合会場はコールリーダーがいてSNSの世界はリーダーがいない。

 しかし相反する思考の持ち主でも贔屓チームの勝利を欲する共通点があるがために問題が起きるのであろう。

 それぞれの気分のいい世界を他人に見せて他人が全て賛同するはずないしそのためには誰が見てもという常識と社会のモラルにハマってるかが大切になってくる。

 色々な視点から考えたが移籍に関してSNSの発言はこと恋愛感情に近いものがある。

 引きずるタイプなのか引きずらないタイプなのか見てると本当に面白い

 せめてそれは無いだろうという言葉がないように選択ができてユーモアがある発言をSNSでしたいと自分自身では思っている。

 今回の朋樹の移籍に関してはJ1バリバリで主力で
、ユース出身という過去にない状況での出来事でサポの反応は興味深かった。

 深すぎる愛情ゆえに憎悪に変わる。まさにその典型だったと言える。

 そして何より移籍問題に限らずSNSは嫉妬が原動力になってると言っていい。

 嫉妬の鬼にならないためには自分自身充実するしかない。

 パーソナルスペースを侵された!ここから嫉妬エンジンに拍車がかかる、こんな状況だけは避けたいものである。

 移籍に関しては移籍金を残してチームを助けたりサポが見えないチームの問題が弊害になり移籍して行くこともあり得る。

 敵同士なれば叩くのではなく闘うというマインドでいたいものである。

 しかし常に持ってたいのはSNSはそういう世界でそういう世界に身を置いてるという認識なのかも知れない。

                   中隊長

なお移籍の情報認識は11/26現在で記載しています。


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