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靴下を売るために必要なものは、靴下だけじゃなかった…

そう、タイトルを見て「そりゃそうですよ!」と思った貴方はプロですね。私は最終的なデザインが決まって、色も選んで…終わった気でいました笑。
そう、製品というのは「品質表示やお手入れ方法、販売元」などを記したものが必要で、それを記すためのタグや帯が必要だということをうっかり忘れていたのです。そもそも、今でこそ「ひつじのくつした」なんてウールの靴下らしい名前が付いてますが、いざタグを作ろうと思って慌てて名前をつけたというのが本当のところなんです。

自分が好きなデザインと、商品につけたときにしっくりくるのは別の話と頭では分かってるんですけどね…。つい好みが出てしまうんですよ。。

名前を決めたらやるのはロゴのデザイン。
…とはいえ、ロゴのデザインも自力でやるしかなかったので、デザインというほどのものは作れていませんが…。カレントのデザイン班であり新見本工場の店長、川尻さんに教わった「文字の角をとかす」をフル活用して作った5パターンをカレントミーティングで会った際に、塚本さんと松永株式会社で子供服づくりを行っている爽やかイケメンな吉村さんにどれがいいかな?と相談したところ、二人ともが「ちょっと高級な靴下だからゴシック系より明朝系の方がそれらしいと思いますと」と意見が一致してたので、上の画像の中の一番下のパターンにすることにしました。

吉村さん、料理もできるとか反則ですね!笑
まずは選んだロゴでイメージ作ってみました

一旦作ってみるものの…なんだかしっくりこない。というかうーん、なんだかな~~?という違和感はありつつもそれが何か分からない。いくつかパターンを作ってみることに。ちょっと縦書きにもしてみようと思ってやってみると「いいかも!」となったので早速塚本さんに連絡。(連絡しすぎてごめんなさい塚本さん)本来、こうした付属品は支給されるものなので、きっとここまで相談するべきではないんでしょうが…なにぶん社内にこうしたタグに必要な情報が何かとか、どんなデザインが良さそうかとか、分かる人がいなかったので、本当に心強かったです。
ありがとう、塚本さん!!!!(まだ終わってない)褒め上手な塚本さんのおかげでかなりテンション高めで進めることができました笑

いいかも!キタコレってなりました
どんな表示が入ってるのかをこっそりリサーチしてもらいました笑。値段と色の表示!そうか…そういうものもいるのかぁ…!!となったのでした。普段タグなんて全然見ない私なのでこんなにもしっかりと見たのは人生で初めてくらいでした笑

よし!これでどうだーー!!!
という気持ちで出した案がこちら!

どうでしょうか?ずいぶん落ち着いてきました。あとはどのパターンにするか。

様々な色を検討したものの…悲しいことに印刷コストを思った時にカラー印刷は却下したので、K80%の黒色にすることにしました。今となっては妙な色にせずに黒にしたのは正解だったなと感じています。
小さなスペースなのに意外と書きたいことがいっぱいで。
混率、販売元、値段、色、サイズに加えて靴下のメイキングを記したこのnoteに飛べるQRコードにJANコード…もう、情報過多!!
これだけでも十分に情報量が多いので、お手入れ方法は別紙にすることにしました。

お手入れ方法の紙を見せたところ、塚本さんから思わぬツッコミ(!)区切り線として入れた線が何かのマークに見えてしまったようです。。笑 
色々やってみるものの妙だったので、ふわふわ感は最終的にあきらめました笑

様々な検討を経て、選ばれし靴下に巻く帯は無事に印刷工程に進んでいきました。紙は奉書紙というものを選んでみました。裏面がちょっと和紙っぽい雰囲気があり、良さそうだったので…。ドキドキ。
私は印刷の仕事の方が長いですが、どれだけの印刷物を手配しても仕上がりまではドキドキするものです。無事にイメージ通りに仕上がってきますように!!!!入稿したらもう祈るしかありません。

待つこと約1週間…
やったーーー!良い感じ!
ちょっと紙の厚みが薄いかな?とも心配してましたが、実物見たら良い感じで一安心。モノづくりも印刷物も実物と対面するまでは安心できませんよね。フー。。

実際には、この製品を入れる袋や止めるテープなどの手配も必要なのですが、そこはもう…塚本さんにお任せすることにしました。。圧倒的感謝!
あと、実は私たちの商品には「尾州マーク」というものを付けるということになっていたのでこれに関しても申請を進めてもらっていました。塚本さん本当に色々と…ありがとうございました…

って!もう完成みたいな空気出てるけど、まだ全然できあがってないし!!笑。ということでまだまだ続くのです。
次はいよいよ「靴下工場見学」の巻となりそうです。お楽しみに~!
今回も読んでくださりありがとうございました。

ではでは、また。