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東和毛織さんでのこと【おまけ】

糸がどうやってつくられているか編、お読みいただきありがとうございました。情報としてはうすーーー~って感じだと思いますが、アウトラインをなぞるくらいのふわっとした感じで進めていきたいと思っておりますのでどうぞライトな気持ちでお付き合いいただければと思います笑。


工場で気になったこと編

ここからは初潜入の東和毛織さんで気になったアレコレをお届けしたいと思います。普段、工場見学ツアーなど行っているわけではない、東和毛織さんなのでこうして見せていただけるなんてなかなか貴重な機会だったわけですが…まず工場に入って驚いたことは、工場内が明るい!そしてめちゃくちゃきれい!
ワタ(ウールのふわふわした感じの)とかが落ちててもおかしくないのに…床も機械もクリーン。他の工場を見たことがない私なので比較ではなく、あくまで私の主観ですが。

工場あるある「北向き採光」一日中フラットな明るさを確保できる効率的な窓

続いて気になったのは、工場に入って目に飛び込んでくる赤い筒。実はこれリテイルで布を入れて使っていたので、みたことはあったのですが、何をする筒なのかはわかってなかったのでここにきて急に答え合わせできちゃった感じです。スライバー(トップ)を乗っけるものだったのですね。

家にあっても使い道ないかもしれないけど、かっこいいからちょっと欲しい…
ふと筒を覗くとフタ?が…??フタなんだろうか?
フタ…ではなさそう!塚本さんが持ち上げるとバネがびよーんと…。このバネのおかげで、重さに応じてスライバー(トップ)が常に持ち上げられていくんです。納得!フタではなくてむしろ底でした。

赤い筒の謎が解けたところで、続いてはユニフォームがかわいい!ということをお伝えしたいと思います。柴田さんは「昔から変わってなくて、レトロでしょ~」と笑ってみえましたが、ブルーのユニフォームとってもかわいいなぁと。帽子までコーディネートされてるし、よくよく見ると腰のあたりのツール入れ(?)もブルー!制服のある職場、憧れます。。

着こなし方は人それぞれのようです

続いては、工場で見たかっこいいモノをお届けしたいと思います。集合体恐怖症の方ごめんなさい、ここから先少しブツブツしてますので閲覧注意です。工場には効率よく作業をするための道具や、什器など初めて見るものがいっぱいで、写真撮ってたら置いていかれてました笑。

カートはまさにインダストリアルデザイン!って感じ。武骨でかっこいい!
工場の使い込まれた棚もなぜか惹かれる…
糸を巻くための管。端っこの色がかわいい。
横向きの切り取りなので分かりにくいですが、壁一面に並べてあって「映える壁」でした笑

動物繊維についてのお勉強編

東和毛織さんで取り扱いのある「素材」についても色々と説明していただきました。羊毛はもちろん、獣毛とひとことに言っても様々な動物がいることを改めて知りました。奥深い…。。

ウールとひとことに言っても、原産国(品種)で風合いに違いがあるそうです
おしゃれな味噌」と言って苦笑いさせてしまったアレですが…実は「ビキューナ」というアルパカの仲間の獣毛で毛製品のなかで感触、風合い、光沢などにおいて最高級品だったのです。味噌とか言ってすみません、、、

「紡績」という日常生活では馴染みのない工程の工場とあって、一巡しただけで理解するのは難しかったですが、こんな機会でもないと来られる場所ではないので、見ることができて本当に良かったです。
糸をつくる工場、見れたら見たいですか?」なんて素敵な提案をしてくれた大鹿株式会社のみなさん、ありがとうございました!
尾州産地の中でつくられている糸だから、こうして見ることができたんです。当たり前のようで、当たり前じゃない体験をさせていただきました。

尾州のカレント代表でもある、大鹿株式会社で働く彦坂さん。尾州が大好きで、常に尾州のことを考えている人です。新しい視点で尾州を切り取って、尾州のおもしろさを伝えてくれています。
大鹿株式会社の社員、寺山さんと今回一緒に靴下を作ってくれてる塚本さん。新見本工場で取り扱っている洋服に使われている糸とあって詳細に説明を受けていました。

・・・みなさん、後ろ姿でごめんなさい笑

番外編もすっかり長くなってしまいました。
いよいよ…次は靴下にするところでしょうか?!何か忘れてるような気もするし…??

よかったらまた次のnoteも読んでいただけたら嬉しいです。
ではでは、また。

【こちらの工場でつくられた糸を使って作った靴下】