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【エッセイまんが】ちゅろうの本

初めて作ったZINEです。
ZINEというものを作ってみたいがネタがない…ということで、当時溜まっていたTweetをいくつか拾ってそれに絵を付ける方式にしました。

A5サイズ、20ページ、2014年1月発行

表紙
ごはんにする?おふろにする?そういいながら、Twitter
紹介文
無気力なう。どっかでだれかが元気玉でも作ってるのかな。
炊きたて熱々のご飯に3日目カレーを乗せてお弁当で持ってった。
お昼になっていつも通り職場でレンチンしようと蓋開けたら
蓋についたカレーが糸引いてて直感的に、
腐ってる!あっためたらやばい早く食べなきゃ!
って思ったからレンチンやめて急いで粘ったカレー食べた。
アホだって食べ終って気づいた。
今日は雨も降ったし暑かった。家に帰って制汗スプレーした。
 と思ったらケープを体に吹き付けてた。体ベッタベタ。
糸がぷっつり、きれたように爆睡してた。
はぶらしくわえたままうつ伏せでよだれダラダラ。
寒いと思ったら冷房がんがんにかけてた
くしゃみがとまらない
=みんなが私の噂をしている+今日はクリスマスイブ
=サンタクロースは私
くそ、ランニングアプリに走れって言われた。うるせえ!
「思うところあって一人旅に出ることにしました。  
探さないでください。  
六白七日でございます。」
バスなう。前のカップル二人とも寝てる。
彼女はおしゃれ帽子をかぶった頭を彼氏の肩にもたせかける。
ほんわかかわいい。おしゃれ帽子からお店の値札がはみ出してるけど、
そんなことは些細なことなのだ。
ファミレスの隣の男女、終始ケンカ。
女は「食欲がない」が、
男は「一人で食べても美味くない」から一緒に来たらしい。
(女どちらも否定していたが)、仕事をコロコロ変えていることや浮気について、
男は女を非難し「死んだ方が良いんじゃない?」と言った。
死んだ方がいい相手とメシ食って美味いのか?
投票いった。
受付の列に並んだら、先頭の青年で止まってた。
 どうやら名簿に彼の名前がないらしい。
住所とか個人情報聞かれるうち「ぼく19歳です」ってなった。
20歳以上しか投票できないのごめんね~と言われ不服そうに出てった。
私も投票終わって出たら、さっきの彼が外でタバコ買ってた。
年賀状おわったら急にお腹空いた。
投函した帰りに商店街のパン屋さん入ったらもうほとんどパン残ってなくて
おっちゃんが申し訳なさそうに「ごめんね~」っていって、
ちょっとおまけしてくれた。いえいえこちらこそ
「こんな年の瀬に夜も遅くまでやってくれてありがとうございます」
って言った。


気付けばこれを作ってから10年も経っていました。

この時まだ印刷所を使ったことがなく、初版の数部はコンビニの白黒コピーに一つ一つ色鉛筆で着色していました。
2版目はレトロ印刷にアナログ原稿をもって相談にいったらリソグラフ印刷の白黒原稿の作り方を教えて下さった上、トレース台まで貸して下さりその場で入稿データを作成しました(ありがたすぎる…)
3版目はデジタル入稿もできるようになり、それがいま手元にある在庫です。

もう10年も前のZINEなので、これを売り切ったらおしまいにしようと思っています。在庫も少ないので、見かけたら手に取って頂けるとうれしいです。

現物はこんな感じ

👇Webサイトに買えるお店を掲載しています。


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