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最期

どうも、マッキーです。サッカー部ではマッキーが浸透しすぎて下の名前を知らない人も多いでしょう、この機会に覚えてください。牧村拓まきむらたくみ と申します。
最後の部員ブログで何を書こうか、迷って迷って迷いましたが、引退まで残り少ない期間での私の目的を書きました。最後まで読んでいただけると幸いです。

これまでの16年間のサッカー人生では、プロになるため、自分に自信を持つため、優勝するため、などなど、チーム状況や自分のコンディション、年齢によって様々な目的を持って取り組んできた。残り2ヵ月という最期の時を迎え、私の目的は、感情ベースの単純なものになった。「チームで喜びを爆発させる瞬間を味わうこと。」である。
 私は練習や試合の苦しい時間を乗り越えて、得点を決めた時や勝利した時にチームで喜びを爆発させる瞬間が大好きだ。最近で言うとIリーグでB2もB1も逆転勝利をおさめた、あの1日がその瞬間にあたる。出場している選手もベンチも応援も関係なく、1つの得点や1つの勝利を心の底から喜び、チームメイトと共有できるあの瞬間は他では味わうことができない。あの瞬間を味わうための条件は“1つの試合を勝つために全員が本気で取り組んでいること”だと思う。
 しかし、そんな集団はどこにでもあるものではない。また、年齢が上がるにつれてそのような集団に所属する機会は減り、1つのことに全力で取り組む機会も減ると思う。1つのことだけに集中している暇がなくなることはもちろんのこと、大人になって本気で熱く取り組むことをバカにする人も増えてくるからだ。
 そんな中、22歳の私は本気で取り組むことがあたりまえの集団に所属できている。たった1つの勝利のために、たった1つの得点のために、本気になることができる環境でサッカーができている。大きな熱量を持ち、青臭いことを言っても、共感してくれる仲間のもとでサッカーができている。このことがどれほど貴重で幸せなことだろうか。
 私はこの貴重な期間を、1つの試合を勝つために本気になっている期間を、大切にしたい。16年もサッカーを続けてきたが、選手として本気でプレーできるのはあと1か月程度になった。残りの期間は、共に本気になってくれる仲間がいる環境に感謝しながら、熱く、青臭く、全力で楽しみたいと思う。そして、チームの皆と喜びを爆発させる瞬間を1回でも多く味わいたい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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