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みなさんの理想のチームは、どんなチームですか?

今回部員ブログを担当させていただきます、二年の芳賀隆之介です。
今回は、私の中央大学に入った目的に沿って、最近体験した理想と現実の違いについて話したい。

前述した「みなさんの理想のチームはどんなチームですか?」という問いに対して、みなさんは具体的にどのチームを思い浮かべるだろうか。私は常に同じチームを挙げる。「2010/11シーズンのバルセロナ」だ。

「2010/11シーズンのバルセロナ」というと、2010年南アフリカワールドカップでスペインが優勝し、ティキタカというスタイルが世に広く知れ渡った、パスサッカー全盛期のバルセロナだ。
それまでサッカーの戦術的なことに全く興味のなかった私でも、そのサッカースタイルに衝撃を受けたことを今でも覚えている。

バルセロナのような完璧なパスサッカーを理想とする私は、いつしか自分もこんなサッカーをできるようになりたいと思うようになった。家が近いこともあって、かなり幼い頃から馴染みの深い中央大学のサッカー部は、パスサッカーをベースにしていると知り、小学生にして中央大学へ進学したいという夢ができた。

ついに2021年4月、中央大学に入学し、サッカー部にも入ることができた。ついに理想のサッカーの実現に向けて、動き出せるとワクワクした。さらに今年は、Iリーグ第一節に出場させてもらうことができた。その試合では、去年は全く試合に絡めなかった私は、いつも以上に気合が入っていた。ホーム戦だったこともあり、中大らしいパスサッカーをして勝ちたかった。

結果、0-8の完敗。

それが現実だった。最初から最後まで、中大らしいパスサッカーが全く出来なかった。理想とするバルセロナのサッカーとは、明らかに程遠いものであった。理想のサッカーを体現できていないのにも関わらず、さらに8失点して惨敗という最悪の結果になった。いっそのことパスサッカーを諦めた方が良かったのだろうかと、理想から目を逸らしそうになった。理想と現実はやはり別物なのか。

何度も考えたが、やはり私は理想を諦めきれなかった。どれだけ理想のプレースタイルやチームがあったとしても、現実的にみて勝てなければ意味がないと考える人も多くいると思う。しかし私は、理想を一直線に追い求めることが勝利への一番の近道だと思う。理想のない集団は、目的を見失い堕落していくだけだ。

だからこそ私は、B2という環境下で中大のパスサッカーを突き詰めていきたい。この一年で、B2というチームがより多く勝利を掴むために、理想を追い求めていく。

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