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心残り

二年 清水桜が丘高校出身 宇山翔太

今回ブログを担当させていただきます、経済学部経済情報システム学科二年宇山翔太です。今回のテーマが「中大サッカーにいる目的」ということで自分の経験と共に書いていきたい。
 まず私が中大サッカー部にいる目的は、一選手として活躍することだ。その経緯について書いていく。
 「選手権で国立競技場の舞台に立ちたい」という夢を抱き、清水桜が丘高校に入学した。一年生では試合に絡むことはなかったが、二年生でスタメンとして数々の経験をした。夏のインターハイでは、全国大会に出場した。しかし、2回戦の桐光学園戦。PK戦までもつれ込んだ試合は、自分が止められ負けた。一気に血の気が引き、頭が真っ白になった。今まで築き上げてきた自信と情熱が一気に無くなった。その年の選手権も県ベスト8で幕を閉じた。そこで自分がこのチームを変える思いでキャプテンに就任した。新体制となり、私は怪我で出遅れた。焦りとプレッシャーに打ち負かされていた。
 その矢先2020年1月、新人戦の真っ只中、一つの電話が鳴った。私のおじいちゃんが亡くなった。一緒に住んでいたからこそ現実を受け入れられなかった。小学生の頃、毎日練習の送り迎えをしてくれていた。さらに高校と家が近かったこともあり毎日のようにグランドに来て、私のプレーする姿を見てくれていた。いつもおじいちゃんがそばで応援してくれていた。活躍した姿を見せることが唯一の喜びであった。亡くなる前、私はおじいちゃんと大学サッカーを続けることを約束した。 
 だが、この時期に新型コロナウイルスが流行し始めた。自粛生活にチームメイトと数ヶ月サッカーができなかったことは、初めての経験となった。そして、インターハイ中止。度重なる不幸で私のメンタルはボロボロだった。チームとしても良い戦績を残せなった。そのせいか私の中でまだ心残りがあり、「まだ本気でサッカーをしたい」という思いがあった。
 そして機会があり、中央大学サッカー部に入部することができた。おじいちゃんとの約束を果たせたことが素直に嬉しかった。さらに入部してAチームの試合を見た時、自然と心が熱くなった。一人一人の熱量、技術、そして戦術理解が高い選手が多くいるこのチームでサッカーが今できていて幸せである。

「たかがサッカー、されどサッカー」

社会に出ればサッカー上手い下手関係なく、1人の人間として評価される。しかし、これまで多くの時間をサッカーに費やし、自分を成長させてくれた。だからこそ、大学サッカーでは本気で向き合い、ひたむきに努力し続け、活躍してみせる。

まとまりのない拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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