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たいしたことない日々のこと0621

どうでもいい記録の日記、たいしたことない日々のこと。

あまり発する意味や意義を感じない言葉、思考、生産物のなりそこない、それでも見られることを意識しながら書くこと、あるいは時間の変容でどれくらい考え方が変わっているのか知りたくて不定期にnoteでの日記は残しておこう、と思い更新する。あまり読み返しはしないからほぼ一発書きで。

ビザ申請手続きに関する情報がウェブサイトで更新されて、いよいよ動き出せるといった週。週の半ばには仕事も様々な山場を超えたところだったし、緊急事態宣言があけて何かと未来に向かう節目感のある週だった。

ビザの準備は早速取り掛かっているけれども、改めて「自分を証明すること」を度々求められているのが少しだけ窮屈だ。わたしの意思が関与しない「わたし」のことを準備しなければならない。特に戸籍とか名前とか、健康状態とかもそう、頭の内側にあることと外側にあること、その外側を形而上であらわした文字情報の形=書面で提出しなければいけないというのが、たしかに自分の証明ではあるけれども、イコールではない感覚がどこか異質なようで、どうせなら意思と即物的な会話だけでどうにか乗り越えたいのに、とも思ったりもする。

とはいえ、一瞬の話や会合だけで考えを正しく伝えられるとも思わない。要約して整理して、大切なことだけを伝えられるように技法を学ばなければならないでしょう。これは過去にも経験した、就職活動の時とだいたい同じ。たいしたことのないエピソードも大きく盛って起承転結、物語に仕上げる。そこから学びを得たことをまとめる。キャッチコピーをつける。要領よく「わたし」を伝えられるかどうかが採用基準。確かにそれは大切な技術で、受かること、採用されること。そこからがスタート地点ではあるのは事実だけれどもね。

今度は二度目の渡仏だから慎重にやらないといけない。ひとりで解決しなければならない。運命論者ではないけれど、きっと道は開かれているのだろうと思いたい。証明は、その方向へ、絶えず動き続けること。

そういえば月曜日の飲み会はほんとうに楽しかった。めいっぱい笑った。「楽しかった」という実感だけは確固として記憶に残っていて、それが、それこそが一番しあわせだ、と思う。漠然でも自分を支えてくれる大切な思い出になる。近頃経験する楽しかったことは、神様からの贈り物だったと考えるようにしている。5月末に渡仏していたら味わえなかった経験。日本にもまだいる意味があったのだろうな。まだまだほかにもやるべきことがあと数ヶ月、残されているのかもしれない。

今週の大きなトピック。しいたけ占いの2020年下半期が更新された。

自分の星座である水瓶座には「あなたには特別な強さがあります」「なぜそのような強さがあるのか。それは、あなたが一度心を動かされた景色をずっと覚えているからです。」という言葉が書かれていた。

誰かとの関係性が変わったり時間が過ぎ去ったりしたとしても、過去の美しい幸福な瞬間だけは誰にも奪うことはできないし、書き換えることもできない。その景色をわたしははっきりと覚えている、確信めいたものとして受け取っている。だから前に向かって進めるのだと明言してくれる一節だ。

つまり、過去を振り返るなとか、思い出に浸るなという言説はわたしにとっては意味をなさない。それが前に進む原動力であり未来を証明する材料なら存分に活用していいじゃないか。むしろ、大切な景色を手放してまた新しいものを作り上げられるほど、器用ではないのだから。

さて来週はどこまで準備を進められるだろう。自分自身が見ものでもある。

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