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同じフォントを選ぶスクリプト

実際のイラレで使ってみよう!

Adobe Illustratorでスクリプトを作る練習、続きです。

今回はスクリプトの使い方を。作成するための環境設定は、前回をご覧ください。

前回はVSCodeから実行しましたが、当たり前ですが、通常はIllustratorから実行します。今回は少し役に立つ(?)スクリプトを用意しております。

このスクリプトは、選択中のテキストと同じフォントのものを全て選ぶというものです。標準機能でもできるなんて言わないでください、きっと使いやすいです、というか練習なんです、まずはダウンロードしてください。(念のため、スクリプトを使って、ファイルが変になったり、動作等に不具合が生じても責任は負いません。自己責任で。)

ちなみにコードはこんな感じ。日曜大工なので、変なとこがあったら誰か教えてください。ちなみに、見てもわけわからん、という方も今回は動かしてみるだけなので、わからなくても全然OK!

var selected = app.activeDocument.selection
var searchNames = [];

for (var i = 0;i < selected.length;i++){
   if(selected[i].typename === "TextFrame"){
       searchNames.push(selected[i].textRange.textFont.name);
   }
}

if(searchNames.length > 0){
   for (var i = 0;i < app.activeDocument.textFrames.length;i++){
       if(CheckArray(app.activeDocument.textFrames[i].textRange.characterAttributes.textFont.name, searchNames) > 0){
           app.activeDocument.textFrames[i].selected = true;
       }  
   }
}

function CheckArray(val, array){
   var count = 0;
   for(var i = 0;i < array.length;i++){
       if(val === array[i]) count += 1;
   }
   return count;
}

イラレを開いて、適当にテキストや何やらを色々と作りましょう。

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ターゲットのフォントでテキストを何個か作ってください。そして、一つ選択。(複数でも可能です)

そして、実行します。ファイル>スクリプト>その他のスクリプト 

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ショートカットは ⌘ + F12(WindowsはCTRL + F12かな?)

先ほどの「フォントで選択.jsx」を選んで実行!すると・・・

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同じフォントが選ばれました!便利!お手軽!

・・・という感じです。

スクリプトを使えば、自分に合わせてカスタマイズした機能を作れるはずです。Adobeのリファレンスを見ながら試行錯誤しましたが、動いた時は嬉しいですね。

ファイルから読み込まなくても、保存場所を変えることでメニューから実行できますが、続きはまた今度で。

読んでくれた人、ありがとうございました!

続きを読みたい人はコチラから。


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