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ペットロスのこと

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ペットロスに関する記事をまとめました。
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2021年1月の記事一覧

子どものためのペットロスケア。

幼い子どもがペットを失った場合は、大人とはまた違うケアが必要です。 まず、子どもは大人のように自分の感情を的確に表現する言葉を持っていません。わたしも幼い子と対話しながら、その子の伝えたいことを正しく理解してあげられなかった経験があります。その子が持っている限られた言葉の中で伝えようとするので、うまく表現できないのですよね。 また、子どもは大人とは別の関係性をペットと築いています。子どもはペットを信頼できる聞き役として親密な対話をしたりします。また、ペットの世話をすること

悲しみの表現は、それぞれ違うよ。

ペットロスは、ペットを失った悲しみのことを言います。特別な事ではなく、愛するペットを失った方ならだれでも経験する出来事です。 ペットロスからの回復には、自分が悲しいなりに素直に悲しむことができるか、がひとつの鍵。 思いっきり泣いたり、ペットの存在を大きさを理解してくれる人に話したり…こうした行為を自分に許してあげることが悲しみを乗り越える助けになります。 しかし中には、悲しみの表現方法がわからなかったり、他人の前では恥ずかしさや、ご自身の立場を考えて、上手く悲しみを表現

その子の「代わり」はないのです。

先日、新しいペットを迎えることについてnoteに書きました。 新しいペットを迎え入れることで、ペットロスからの回復の助けになることがあります。ペットから来る喜びはペットでしかなかなか埋められないもの。ペットを失った直後は控えたほうが良い場合もありますが、「またペットほしいな」と素直に思える頃になったら、新たな子を迎え入れる機会かもしれません。 新しくペットを迎え入れると、初めは前代の亡くなったペットとその子を比べてしまうこともあるでしょう。 「あの子はこういう鳴き声じゃ

ペットの供養のかたちを考えてみよう。

ペットを失ったとき、そのペットを愛して大切にしていた飼い主さんほど、その悲しみは大きく辛いものだと思います。 悲しみから立ち直るために、亡くなったペットの事を考えないようにしようとする方もいるかもしれません。しかし、愛するペットとの思い出は大切な宝物。できればずっと大事にして欲しいと思います。 肉体では再び会えないかもしれませんが、あなたの心の中にその子の居場所をつくってあげて、別なかたちのつながり続けていけばいいのです。 近年、ペットロスが社会にも知られるように

次のペットを迎えるとき。

愛するペットが亡くなった後で、また新しいペットが欲しいと思う飼い主さんは多いと思いのではないでしょうか。 新しいペットを飼い始めることで、ペットロスの悲しみが和らぐことがありますし、ペットを愛することができる方に、またペットを飼っていただけたら、動物たちも幸せなんじゃないかと思います。 次のペットを迎え入れるタイミングは、いつが良いというものはありません。すぐに、迎え入れても問題ない方もいらっしゃいますし、何年経っても新しい子を飼う心の状態でない方もいらっしゃいます。