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2023年中学入試、芝国際に起こった異変とは?

日能研から2023年中学入試の結果偏差値(R4)が発表されました。
明らかにおかしな異常値になっている学校、芝国際。

なんと、開校初年度の偏差値(R4=80%合格率)が 57 でした!!

まだ開校前の実績ゼロの学校が、既に難関校入りとは。受験時にいろいろとお騒がせがあったし、何かがおかしい。

受験前の最終予想R4では45だったので、ふたを開けてみると+12も偏差値が上がってるじゃないですか。。いろいろな要因が重なってこういうバブルが起こってしまったと思います。

・学校の将来性に比べて、入試前の偏差値が低く、お得感が感じられた
・(説明会で話聞きましたが)広報・採用課のプレゼン力があり、期待を煽る煽る
・志願者を集めやすい立地
・算・国2科目受験回が多く、受験しやすい
・そもそもの定員が少なく、各回の合格者数がすごく少ない
などなど

今年のドタバタを踏まえて、入試運営側も色々と反省、カイゼンをしてくるはず。例えば、入試受け入れ・採点体制のキャパ増強、入試科目数を4科目に増やして敷居を上げる、入試問題の難易度を上げる

それにしても、株の新規公開(IPO)と同じ気がする。そうなると、たいてい、新規公開時点が最高値を付けてその後は降下するのが常だから、来年はこの状況を見た受験生は、「安全校」の滑り止めで一応受けとくか、という位置付けではなく、しっかりと狙って受ける上位志望にしてくると思われる。倍率も今年のような異常値ではなく、落ち着いてくるだろう。

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