kana

子供2人の中学受験終了

kana

子供2人の中学受験終了

最近の記事

SAPIXと日能研の比較 ⑬テストの科目別難易度

中学受験生というのは、6年生で受験本番を迎えるまでに数々の塾テストを受けていくものですが、SAPIXと日能研では、その科目別難易度にも差があったと思います。 SAPIXのテストは算数と理科と社会の難易度が高いです。 算数については、後ろの方の大問の(1)以外は初めから完答を目指さない方が点数が高くなるのではないかと思えるくらいの難易度のことが多々あります。 初めの方を爆速で解いていって、最後の大問にゆっくり時間をかければ解けないこともないですが、初めの方を爆速で解いていく

    • SAPIXと日能研の比較 ⑫過去問の進め方

      6年生になると、受験校を決めるまでに中学入試の過去問を解くことになります。その進め方も塾によって異なります。 同じ塾でも校舎によって違いが大きいところかもしれませんが、子供達の経験について書きます。 SAPIX ・夏期講習頃から「有名中」という分厚い過去問集(様々な学校の一年前の過去問を集めた本)を解き始める ・夏期講習終了頃から自分の志望校の過去問を解き始める 日能研 ・夏期講習後から「銀本」という分厚い過去問集(様々な学校の一年前の過去問を集めた本)を解き始める ・9

      • SAPIXと日能研の比較 ⑪勉強サポート

        ⑩で親の負担について比較しましたが、⑪ではその他の親の負担のうち、勉強サポート面について比較してみようと思います。 共通して親がやることとしては、勉強のスケジューリングと勉強の実務サポートがありますが、これらにも違いがあります。 まず、勉強のスケジューリングについてですが、6年後期はまた違ってきますが、それまでのルーティーンとしては、以下のようなスケジューリングの繰り返しになると思います。 SAPIX ・まずは授業の1週間後までのデイリーチェックまでに一通りテキストを終

        • SAPIXと日能研の比較 ⑩親の負担

          中学受験は、どうしたって親のサポートがつきものです。SAPIXと日能研で、親の負担が大きいのはどちらの塾か? それはもう、SAPIXの方です。(個人の感想です) 上の息子がSAPIXから中学受験を終えた時、そこから半年?1年?くらいは疲れが抜けきりませんでしたね。そのくらい大変だった記憶があります。テキスト類の処分などもゆっくり時間をかけて行いました。 それに対して、下の娘は日能研から中学受験を終えたわけですが、今もうまったく疲れが残っていません。もうすっかりテキスト類は処

        SAPIXと日能研の比較 ⑬テストの科目別難易度

          SAPIXと日能研の比較 ⑨塾友との交流

          SAPIXと日能研、塾友との交流にも違いがあります。 塾で友達ができる確率は、日能研の方が圧倒的に高いです。 その理由は、下に挙げるとおりです。 お弁当の有無 ・SAPIXは、6年のGS特訓、SS特訓以外はお弁当がない ・日能研は、平日の授業時も日特もお弁当がある →お弁当を食べながら交流する時間の有無は大きいです 休み時間の有無 ・SAPIXは、授業と授業の合間の休み時間もない ・日能研は、授業の切り替え時に少なくとも10分は休憩がある →休み時間ちょっと話したり、一緒

          SAPIXと日能研の比較 ⑨塾友との交流

          SAPIXと日能研の比較 ⑧偏差値表

          中学受験生の親が何度も見ることになる偏差値表(合格可能性80%の学校別偏差値が載っている表)、これも塾によって違いがあります。 上の息子の受験時にSAPIXの偏差値表を見慣れていて、各校の数値などはもうすっかり頭に染みついて覚えてしまっていた私が下の娘の受験で初めて日能研の偏差値表を見た時、あまりに違っていたので驚きました。 まず、数値が全然違います。SAPIXの偏差値に大体10くらい数字を足すと、日能研の偏差値になる学校が多いでしょうか。 例えば、男子の芝(1回目)の

          SAPIXと日能研の比較 ⑧偏差値表

          SAPIXと日能研の比較 ⑦費用

          中学受験にかかる費用も塾によって異なります。 新4年(小学三年生の終わりの2月)に入塾してから中学受験を終えるまでにかかる費用は、だいたい下の金額くらいになります。 SAPIXの場合 ・4年生 約60万円 ・5年 約70万円 ・6年 約120万円 合計 約250万円 日能研の場合 ・4年 約50万円 ・5年 約60万円 ・6年 約110万円 合計 約220万円 地域や生徒によって多少違うものの、一般的にはだいたいこのくらいになると思います。 SAPIXについては、成績に

          SAPIXと日能研の比較 ⑦費用

          SAPIXと日能研の比較 ⑥拘束時間

          塾の拘束時間も塾によってだいぶ異なります。 SAPIXの場合、 4年生 週2日 17:00~20:00 5年生 週3日 17:00~20:00 6年生 週3日(週2日17:00~21:00 +土特14:00~19:00) 6年後期は上に加えて、日曜(SS特訓)9:00~18:45 日能研の場合、 4年生 週2日 16:50~19:20 5年生 週3日 16:50~19:20 6年生 週4日(週2日 16:50~20:45 +週1日 16:50~20:45     +土

          SAPIXと日能研の比較 ⑥拘束時間

          SAPIXと日能研の比較 ⑤志望校別特訓

          中学受験において、志望校別特訓ほど大事なものはないでしょう。特に、〇〇コースという名前がついている冠校を受験する場合は、ここでの頑張りが合格につながるケースがままあると思います。 でも、この志望校別特訓も塾によってさまざまな違いがあります。 SAPIXの場合 6年後期から始まるSS特訓がそれに当たります。所属校舎内に、SS開成、SS麻布、SS桜蔭などなど、学校名がついたコースが設けられます。2~3の学校名がくっついたコースもいくつもあります。 既に土特(土曜特訓)は始まっ

          SAPIXと日能研の比較 ⑤志望校別特訓

          SAPIXと日能研の比較 ④宿題の量

          中学受験塾で宿題が出るのは当たり前です。 授業で教えてもらったことを仮にその場で覚えることができたとしても、その応用問題が入試では出るので、ある程度の演習を積まなければ短時間で解けるようにはならないからです。 どの塾でも、相当量の宿題が出ることと思います。 SAPIXでは、「宿題」という名前で課題を出されることはありませんでしたが、テキストの中にある問題をこなさないことにはクラス維持は不可能でしたので、皆、テキストの問題を解くことを「家庭学習」として行います。 (これが厳密

          SAPIXと日能研の比較 ④宿題の量

          SAPIXと日能研の比較 ③クラス分け・クラス昇降

          SAPIXと日能研の大きな違いとして、クラスの分け方があります。 両塾ともに成績ごとにクラスが分けられる点は同じですが、分け方が違うのです。 SAPIXはだいたい1か月に1回の頻度で、クラス昇降を伴うテストがあります。 テストの4科目の合計点数による、1点刻みのクラス分けです。 最上位クラスがα1、その次がα2、α3…となり、その後にアルファベットクラスが続いて、…C、B、Aクラスとなります。(Aクラスが最下位) αクラスの数や総クラス数は校舎ごとに異なります。 テストご

          SAPIXと日能研の比較 ③クラス分け・クラス昇降

          SAPIXと日能研の比較 ②テキスト・テスト

          次に、テキストとテストの違いについてです。 テキストは、 SAPIX→授業の都度、配布される、B4サイズのプリントがホチキス止めされた薄い冊子(説明と問題集) 日能研→前期・後期・季節講習ごとに配布される、分厚いテキスト(「本科」と呼ばれる説明と練習問題を合わせたものと、「栄冠」と呼ばれる問題集) という形式上の違いがあります。 また、 SAPIX→理科と社会はカラー印刷 日能研→白黒印刷 という違いもあります。 さらに、内容も SAPIX→難易度が高い、細かい 日能研→

          SAPIXと日能研の比較 ②テキスト・テスト

          SAPIXと日能研の比較 ①塾の雰囲気・先生

          さて、SAPIXと日能研の違いについては、いくつかポイントを挙げて、それごとに書いていこうと思います。 ①塾の雰囲気・先生 ②テキスト・テスト ③クラス分け・クラス昇降 ④宿題の量 ⑤志望校別特訓 ⑥拘束時間 ⑦費用 ⑧偏差値表 ⑨塾友との交流 ⑩親の負担 ⑪勉強サポート ⑫過去問の進め方 こんな感じでしょうか。 両塾とも、校舎によって違うのですが、ここではあくまでも我が子たちが実際に通った校舎について書いていきます。 ではまず、①塾の雰囲気・先生 についてです。 塾

          SAPIXと日能研の比較 ①塾の雰囲気・先生

          自己紹介

          はじめまして。 関東在住の主婦で、2人の子供(男女)が中学受験を終えて、今はそれぞれ中高一貫校(日能研偏差値65以上)に通学中です。 2人とも中学受験塾に新4年生から通い、3年間塾で勉強をして、受験に臨みました。 ただし、2人が通った塾が異なります。 数年前に受験を終えた上の息子はSAPIX、ようやく受験が終わった下の娘は日能研。 同じ中学受験というくくりでも、性別と塾が異なれば、まったく別物です。 特に、塾の違いは文化の違いとも言えるもので、取り組む問題だけではなく、根

          自己紹介