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#1 精神病持ちの薬剤師です。

はじめまして、ごく普通の調剤薬局で働く薬剤師ハクです。

周りに医療従事者がいるわけではありませんでしたが、偶然にもおじさんや祖父から薬剤師になることを勧められ、それがきっかけで薬剤師の道へ進みました。薬学部での6年間の勉強を経て、国家試験にも合格し、現在は休職を繰り返しながらですが、薬局で働いています。

入社後は薬剤師の仕事に一生懸命取り組み、毎日勉強に励む日々でした。薬学部を卒業するとすぐに周りでちらほら結婚して辞めていく薬剤師もいましたが、私自身は結婚に対して特別な憧れはありませんでした。親が離婚していたこともあり、他の人々とは違った視点で結婚について考えていました。

その後、結婚せずに数年以上フルタイムの社員として働いてきました。人間関係につまずくこともなく、むしろ普段から人を嫌いになることも少なく、いつも傍観者として人間観察をしている自分がいました。しかし、コロナ禍が訪れると、調剤室の雰囲気も変わり、人間関係に悩むようになりました。コロナは感染症としての脅威であるだけでなく、医療従事者として働く上での人との関わり方がより難しくなり、人との壁を感じるようになりました。この変化が私にとって大きな影響を与えました。

毎日の無料PCR検査や抗原検査を実施する中で、体調の変化を感じるようになりました。過去の自分を振り返ると、その頃から日常に満足感を得ることが少なくなって、日常生活で幸せを感じることが難しくなっていました。

そんなピリピリとした人間関係の中で体調を崩し、適応障害と診断されました。その後、強迫性障害のような症状も出てきて、触れるものすべてをアルコール除菌しないと気がすまなくなり、家族にそれを強制するような行動をとるようになりました。

現在はメンタルクリニックで治療を受けながら、カウンセリングなどを継続して行っています。いい先生にめぐり会えたことで症状は少しずつ軽くなってきており、その経過を日記として残せるほどの体力がついてきたため、noteを始めることにしました。

医療従事者として同じような症状が出た方や精神病で治療を受けている方などに、少しでも私の日記を読んで治療のヒントになればと考えています。必ずしももとの自分に戻ることができなくても、新しい自分に出会えることを願っています。

皆さんの元気な毎日を心から応援しています。

あまり長い日記を書く体力はないので、自分のペースで薬剤師という仕事のこと、メンタルヘルスのこと、現在勉強中の中医学のことなどについて、短い文章でですが綴っていきたいと思います。


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