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#おしゃピクしてますか?映えるコツ、広島で聞きました

 おしゃれで写真映えするピクニックが若者や親子連れの間で注目を集めています。「#おしゃピク」というハッシュタグでの投稿は28万件を超えるほどに。手作りせずに並べるだけで見栄えのよいお弁当や、かわいい敷物やコップ…。飾り方の工夫次第でぐっと雰囲気が上がります。近所の公園で試してみませんか。(赤江裕紀)

芝生の上でお誕生日会。みんなの洋服は白とベージュ

 広島市南区の広島みなと公園。ハンモックに掲げた「HAPPY BIRTHDAY」の文字飾りが目を引く。4月上旬、女性7人が芝生の上にシートを広げてお誕生日会を開いていた。持参したかごに買ってきたサンドイッチを並べたり、カラフルな紙コップを置いたり、即席のパーティー会場の出来上がりだ。テーマカラーは白とベージュ。洋服で統一感を出し、互いに撮影し合っていた。

 7人は高校時代の同級生で、今も月1回程度会う。コロナ禍で最近は公園や海に集合することも多く、佐伯区の会社員吉田愛里さん(29)は「大人数なので屋外のほうが安心」と話す。  

SDGsも意識 大人のナチュラル

 パーティープランナーChame.の屋号で活動するArikaさん(31)=安佐南区=も友人親子らとよくおしゃピクを楽しむ。必須アイテムはレジャーシート代わりの白い布とバスケットだ。SDGs(持続可能な開発目標)を意識して繰り返し使える食器を持ち寄り、花や食材の一部は地元の産直市で購入した。買ったサラダをガラスジャーに詰め替え、果物を木製ボードに盛り付ける。

 茶、白、緑の3色をベースに大人っぽさを演出し、差し色の赤や黄色を添えれば「おしゃピク」が格段すてきになる。Arikaさんは「食器やカトラリーは整然と並べるのでなく、ゆったりと配置するのがポイント。隙間に少し花を飾るだけで布の上が華やぎますよ」と話していた。