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U35世代にいま、届けたいニュースや話題を集めました。広島や中国地方のリアルを発信できたらと。日々の暮らしに役立つ情報も盛り込みます。
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#子育て

1歳の娘が入院。父親として付き添った記者が見えたこと【前編】

 1歳すぎの長女の入院に昨年12月中旬、父親として付き添いました。命にかかわるものではありませんが、発達上、必要な手術を受けるため、広島県内の病院に9日ほど泊まり込み、幼い娘と2人で過ごすことに。新型コロナウイルスの感染防止のため、妻と交代はできないので「病院に缶詰め」状態でした。それなりに情報収集して臨んだものの、想定外のことや新たな気付きもありました。体験の一例として紹介します。(畑山尚史) 気が抜けない 中国新聞の以前の記事に、病院での子どもの付き添いを「連続勤務」と

1歳の娘が入院。父親として付き添った記者が見えたこと【後編】

付き添いは義務か そもそも保護者による付き添いは、義務ではないそうだ。厚生労働省によると、公的医療保険で病院に支払われる「入院基本料」には、子どもの世話にかかる人件費も含まれる。だから、付き添いは本来は不要。医師の許可によって認められるものとされる。しかし多くの病院で、保護者の付き添いが実質、子どもの入院の条件となっている。看護現場の人手不足などが背景にあるようだ。  長女のケースでも、「手術のために入院が必要」と最初に伝えられた1年前の段階から、「付き添いが欠かせない」と

「育休取るだけ夫」にもやる 広島発、妻の嘆き

 子育てにやる気のある男性が増えています。育休を取るのもその一つ。ただ、一方で聞こえ始めているのが「育休中に家で戦力になっていない」という妻の嘆きです。広島県内の女性たちも「指示待ち」の夫にもどかしさを募らせているよう。2022年10月からは新たな「男性版産休」が取れるようになります。男性の産休や育休を生かすには、いったいどうしたらいいのでしょう。(栾暁雨、柳岡美緒) 文句ばかり 生活費も不足 「大きな子どもが1人増えただけでした」   夫は育休を「自分の休み」「長期の有

広島県教育長の平川理恵さんに中2で留学した娘の子育てについて聞きました。

 広島県教育長の平川理恵さん(53)は、就任4年目。リクルートなどで勤めた後、公募に応じて横浜市の公立中学校長に転身し、広島県教育長になった経歴を持つとともに、18歳の一人娘を育てる母親でもあります。娘さんも、14歳で自らマレーシアへの留学に旅立ったアクティブ派。早くからの自立につながった平川さん流の子育てについて聞きました。(赤江裕紀) 中2で留学。その理由は  娘さんは中学2年のときにマレーシアに留学したそうですね。本人が留学に興味を持ったのは、英語ができたからですか