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U35世代にいま、届けたいニュースや話題を集めました。広島や中国地方のリアルを発信できたらと。日々の暮らしに役立つ情報も盛り込みます。
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#広島

「ガッツ」な女子アナ・RCC田村友里(26)【後編】ガリ勉時代と大学受験の挫折、就活での苦悩…

 RCCの情報番組「イマナマ!」で「花よりガッツ」のコーナーを担当するアナウンサー田村友里さん。「休むより仕事してたい」という「ガッツ」は、幼い頃から育まれてきたようです。憧れの仕事に就くまでに大学受験で経験した挫折と就活での苦悩。今も続くたゆまぬ努力の日々とは。まだまだ聞きました。(文・栾暁雨、写真・山下悟史) ▶前編「休むより仕事してたい!」を読む  就活で有利になるように有名な大学に入らなきゃ…と思っていました。なので小中高時代は「ガリ勉」。勉強ばかりして、親に「

「ガッツ」な女子アナ・RCC田村友里(26)【前編】休むより仕事してたい!そのわけは?

 「ガッツ」と呼ばれる中国放送(RCC、広島市中区)のアナウンサー、田村友里さん(26)。まだ入社4年目ですが、飾らないキャラクターが人気で、9月には初のエッセー本を出版しました。映し出されるのは「休むより仕事してたい」という、がむしゃらな姿。今の20代はプライベートを大切にする印象があるのに、いったいなぜ? 田村さんに聞きました。(文・栾暁雨、写真・山下悟史)  ダメな自分を出すことに抵抗はありません。担当している「イマナマ!」の企画「花よりガッツ」では、失敗もたくさんし

ありのままの体形を愛そう―「プラスサイズモデル」でユーチューバー、広島の沙智さん

 ふくよかな体形を生かして洋服を着こなす「プラスサイズモデル」として注目される女性がいます。広島市の沙智さん(44)。「痩せていることが美しい」という価値観にとらわれず、ありのままの姿で着たい服を着る。そんなポジティブなメッセージに勇気づけられる人は多いようです。(栾暁雨)  LLから8Lサイズまでがそろう通販サイト「ゴールドジャパン」のウェブモデルをする沙智さん。あるときはゴージャスに、別のときはガーリーにと、トレンド感あふれる着こなしで、動画投稿サイト「ユーチューブ」で

「あえて飲まない」「しらふこそクール」なソバーキュリアス。飲み方の多様性に若者共感

 「ソバーキュリアス(ソバキュリ)」って聞いたことがありますか。飲めるのにあえてお酒を口にしない生活スタイルのこと。欧米の若者発のトレンドで、Sober(しらふ)とCurious(好奇心が強い)を組み合わせた造語です。健康志向の高まりなどから注目され、広島でも「しらふこそクール」と前向きに捉える若者たちがいます。(栾暁雨)  「男なら飲むべし」。そんな同調圧力を感じる職場の飲み会が苦手だった。広島市の男性会社員(29)は、気乗りしない酒席で上司や取引先の勧めを断れずに飲み過

性的少数者「ソジハラ」に苦悩 差別や嫌がらせ、勝手に暴露… 

 LGBTなど性的少数者への差別的な言動や嫌がらせを指す「SOGI(ソジ)ハラスメント(ソジハラ)」をご存じですか。ハラスメント対策を大企業に義務付ける「パワハラ防止法」が2021年6月から施行され、新たに注目されています。当事者たちは職場で、どんな悩みを抱えているのでしょう。(栾暁雨) 「ゲイなんでしょ?」と同僚たちからしつこく聞かれたことが忘れられない。広島市の30代派遣社員男性は、以前勤めたアパレル店の飲み会で質問攻めに遭った。嘲笑するような言い方が嫌で受け流すと「は

人前で食事できない「会食恐怖症」。学校給食や部活の「完食指導」引き金に

 「会食恐怖症」をご存じですか。人前での食事に恐怖と不安を感じ、吐き気などの体調不良を引き起こす社交不安症のこと。学校給食や部活動での「完食指導」が、発症の引き金となるケースが多いといいます。当事者を支援する団体は「子どもに無理やり食べさせないで」と訴えています。(栾暁雨) 給食が苦痛だった広島の女性  「食物アレルギーがないのに残しちゃ駄目。もったいないでしょ」。担任に給食を完食するよう求められたのは小学3年の時。広島県の30代派遣社員女性は、今も担任の怖い顔を思い出し、

マルチ商法で50万円失った21歳、後悔深く SNSや街コン…身近に魔の手【連載㊤】

 会員が新たな会員を誘い込み、報酬を稼ぐ「マルチ商法」。もうけ話を持ちかけられて大金を失った若者の相談件数が、中国地方でも高止まりしています。目立つのは仮想通貨や副業といった「モノなしマルチ」。スマホアプリやSNS(交流サイト)を介して近づくのが特徴です。ごく身近に潜むワナに落ちた被害者の後悔は深いようです。(栾暁雨)  「受け身じゃダメ。変わりたいなら今だ!」。「僕も普通のサラリーマンだったけど、今はいい家に住み、高級車に乗っている。人脈があれば稼げる」。広島市中心部の会

マルチ商法に無防備な「SNS世代」 知らない人とのやりとりに抵抗なく【連載㊦】

 「日本の若者は無防備で取り込みやすい」と、マルチ商法で勧誘する側は言います。希望を持ちにくい社会だから「楽して稼げる」という甘言が響くとも。専門家は「知らない人とのやりとりに抵抗がないSNS世代が狙われやすい」と警鐘を鳴らします。(栾暁雨)  「もうけ話に興味を持ってもらうには、仕事の不満や悩みを刺激することです」。若者100人以上を勧誘した広島市の男性(24)は、そう振り返る。  ネット掲示板やチャットアプリを通じてやりとりし、ある程度の信頼関係を築いたところで喫茶店

お好み焼きだけじゃない。外国人イチオシグルメ 通訳ガイドに聞きました!

 新型コロナウイルス感染拡大の第7波が押し寄せる一方、観光は本格化し始めています。入国手続きが緩和され、外国人観光客の増加が期待される広島。受け入れ準備を進める通訳ガイドに、外国人のお気に入りの味を聞いてみました。お好み焼きだけではない、イチオシの広島グルメは?(赤江裕紀) 広島の通訳ガイドにアンケート アンケートは2022年6月、全国通訳案内士が加入する一般社団法人ひろしま通訳・ガイド協会(HIGA)と共同で協会員を対象に「外国人に人気の場所や食べ物」について実施。16人

野菜×かき氷!?「ベジタブル系」が中国地方で続々

 かき氷の進化が止まりません。トウモロコシやゴボウ、トマトなどの野菜を使った「ベジタブル系」が中国地方でも次々登場。意外な組み合わせに少々驚きますが、三原市のかき氷愛好家園田美穂さん(50)は「多彩な食材とマッチするのが、かき氷のポテンシャルの高さ」と魅力を語ります。スイーツの枠を越えた個性光る一皿を紹介してもらいました。(栾暁雨)  国内外のかき氷店巡りがライフワークの園田さん。10年で500軒以上を訪れ、多い時は1日5杯を食べる。   最近のイチ推しは廿日市市宮島町「

BTSやSHINee…アイドルの誕生日・デビュー日を盛大に祝う「センイル文化」@広島

 「センイル」って知ってますか。韓国語で「誕生日」という意味。隣国では「推し」のアイドルの誕生日やデビュー日をファンが盛大に祝うそうです。ケーキを注文したり、イベントを開いたり。大型ビジョンにCMを出す人もいます。K―POP人気を背景に、日本でも「センイル文化」が広がっています。広島でもファンたちが盛り上がっていました。(栾暁雨)  「HAPPY テミンDAY」。7月18日、広島市南区に住む介護福祉士の女性は、韓国アイドルグループSHINee(シャイニー)のメンバーの29歳

メイク技術が「整形級」と話題。広島出身の美容クリエイター・ギュテさん(27)

 ある時は韓国アイドル、ある時はドラァグクイーン―。メイク技術が「整形級」とユーチューブなどで話題の美容クリエイター・ギュテさん(27)=東京都。実は広島の出身です。今春には初のエッセー「無いならメイクで描けばいい」(幻冬舎)を出版しました。脱毛症やいじめを乗り越え、前向きに生きる力をくれたメイクへの思いを語ってくれました。(栾暁雨)  昨年、憧れの「ViVi」と「anan」に特集記事が載りました。他にも読者の悩みをメイクで解決する企画をしたり、化粧品ブランドのインスタライ

少し加えるだけで華やかな気分 エディブルフラワー 中国地方に専門カフェや農家

 黄や紫、赤といった色鮮やかな「エディブルフラワー(食用花)」をあしらった料理やお菓子を飲食店などで目にすることが増えてきました。料理を華やかにするだけでなく、味や香りを楽しめるものもあります。自宅で育てることもできて、暮らしを豊かに彩ってくれそうです。(馬上稔子)  バラやビオラ、チェリーセージ…。みずみずしい花が、防府市のエディブルフラワーカフェ「れんげハウス」の店先に咲き誇っていた。店主の福田美由紀さん(65)はカフェや自宅の庭で約40種類を栽培。花をサラダにあしらっ

フリーアナ枡田絵理奈さん(36)、移住8年「広島愛」の日々

 フリーアナウンサーとして活躍する枡田絵理奈さん(36)は広島市在住。広島東洋カープの堂林翔太選手(30)との結婚を機に、8年前に移住しました。全く縁のなかった土地にすっかりなじみ、3人の子育てに奮闘しながらの広島暮らしに「感動」しているそう。どこがそんなにいいの?。枡田さんに「広島愛」の理由を尋ねました。(文・栾暁雨、写真・天畠智則)  東京にも、キー局の女子アナという肩書にも不思議と未練はありませんでした。入社して8年間、朝や昼の帯番組を担当させてもらうなど仕事にすごく