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U35世代にいま、届けたいニュースや話題を集めました。広島や中国地方のリアルを発信できたらと。日々の暮らしに役立つ情報も盛り込みます。
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#原爆

原爆で壊滅した広島で「声の新聞」を届けた新聞記者の実話をマンガに。作者の思いを聞きました

 被爆77年の夏、中国新聞社は漫画「声の新聞 力の限り」を制作しました。原爆が投下された直後、新聞を出せない代わりに、声で情報を伝えて回った中国新聞の元記者の物語です。描き手は20~40代の漫画家たち。原爆という重いテーマを描くのに不安もあったそうです。どう向き合ったのか、何を伝えようと思ったのか、聞きました。(奥田美奈子) ▼漫画「声の新聞 力の限り」は、中国新聞デジタルで公開中 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/19423

2045年のあなたに~漫画家こうの史代さんがウォールアートに描いたヒロシマのLove&Peace

 戦時中の呉市などを舞台にした漫画「この世界の片隅に」で知られる広島市西区出身の漫画家・こうの史代さん。戦後100年の2045年に向けた願いをおりづるタワー(広島市中区)の壁に描く「ウォールアートプロジェクト」に参加しました。巨大なキャンバスに描いたのは、梵字(ぼんじ)の般若心経。今ここにいない誰かと一緒にLove&Peaceを願う思いを込めたそうです。こうのさんに、その思いについて詳しく聞きました。  (文・加納亜弥、写真・山田太一) 河野さんのインタビューの動画はこちら

被爆者の足取りをたどりたい。東京の学生2人が広島へ【前編】歩いて感じたあの日

 2021年10月に96歳で亡くなった前広島県被団協理事長、坪井直さんの被爆当時の足取りをたどってみたい。そう思った東京の20代2人が11月、広島を訪れました。2人は何を感じたのでしょう。そもそも2人が広島に来たいと思ったワケとは? 記者も一緒に歩き、話を聞きました。(湯浅梨奈) 2人が広島を訪れた理由 広島にやってきたのは、核兵器廃絶を目指す活動に取り組む若者グループ「KNOW NUKES TOKYO(ノーニュークストーキョー、KNT)」の共同代表の慶応大3年高橋悠太さん

被爆者の足取りをたどりたい。東京の学生2人が広島へ【後編】「意識高い系」と言われても

 坪井直さんの被爆当時の足取りをたどった慶応大3年の高橋悠太さん(21)と上智大2年徳田悠希さん(20)。2人は、核兵器廃絶を目指す活動に取り組む若者グループ「KNOW NUKES TOKYO(ノーニュークストーキョー)」(東京)のメンバーです。キラキラな東京でキャンパスライフを送る2人が、どうして平和活動に取り組んでいるのか、その理由を聞きました。(湯浅梨奈) 徳田さんの場合。きっかけは中学の修学旅行 東京都練馬区出身の徳田さんは、広島と縁もゆかりもありません。それでも今