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中国の食文化を知ると中国語がもっと面白い!

こんにちは。中国語ゼミのフータオ(胡桃)です。
フルーエント中国語学院でトレーナーもしています。


秋は収穫の時期でもあり、食欲の秋とも呼ばれますが、中国語を学習している方へ、中国の食文化をお伝えしたいと思います。

世界三大料理である中国料理。
日本でも大人気ですよね!

至る所に中国料理屋さんがあるので、
中国の食文化に興味がある方も多いのではないのでしょうか。

今回は中国在住歴7年の私の経験を元に中国の食文化を紹介していきたいと思います!

ただし、中国はとても広いので、私が経験した事はほんの一部でしかないと思います。

中国、中国人のすべてがこう!と断言は出来ませんので
「こんな文化もあるんだな~」と
楽しんでご覧いただければと思います。中国語の文化を理解して、もっと中国語の学習を楽しむきっかけになっていただければ嬉しいです。

1.とにかくみんな食べることが好き

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私が出会った中国人は
食べるために働いて生きている
と言っても過言ではないくらい
とにかくみんな食べる事が大好き。(笑)

まず、挨拶で「吃饭了吗?(ごはん食べた?)」がある時点で
それを物語っている気がします。

「朝ごはん抜いちゃった~」とか聞いたことないです。(笑)

朝昼晩みんなしっかり食べて
おやつもしっかり食べているイメージです。

おやつは果物やヒマワリの種などナッツ類
そういったものを好んで食べていました。

『吃饭了吗?』という中国特有の挨拶表現。この表現を挨拶として中国で始まったきっかけや返答の表現については、この記事でご紹介しています。

中国に住んでいると、中国人が果物やナッツ類を外でも食べている光景を見かけることが頻繁にあります。

地下鉄に乗ると、
リンゴを包丁で皮を剥きながら食べていたり
(地下鉄に乗る時に検査があるのにどうやってすり抜けた!?笑)
タクシーに乗ったら、
前の人が食べていたであろう
ヒマワリの種が当たり前のように落ちていたり。

場所は問いません。(笑)

初めて見た時は驚きましたが、
すぐ慣れます。
中国にいたら幾度となく遭遇することになるので。(笑)

2.食べ物はみんなに分け与える

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中国の人は礼儀が無い~とか言われますけど
それはちょっと誤解で。

仲良くなると、おおらかで人情味があって優しい人が多いんです。

自分が持っている食べ物やお菓子を
とにかく「食べろ!食べろ!」とたくさんくれます。

日本人の私には、
中国で体に良いと言われているものは
理由もしっかりと説明してくれながら
たくさんくれました^^

私だったらお菓子は独り占めしたいですけど(笑)
みんな優しかったです。

中国語の挨拶と中国人のマナーに関する記事をご紹介します。日本と同じようにお辞儀の文化がありますが、日本のお辞儀とは意味合いが異なります。詳しくはこちら。

3.中国人との食事会

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夫は会社の中国人スタッフととても親しくさせて
いただいていました。

これは夫の職場が特別だったのかも知れません。

月1で食事会があったのですが
当然のように、家族も同伴OKでした。
(ちなみに社員旅行も毎回。驚きですよね!)

多くの方が奥さん、旦那さん、子供を連れてきて
すごく楽しい食事会でした!
社員だけではなく、家族も大切に思ってくれる
ところが私はすごく良いなと感じていました。

そんな楽しい食事会でも
1つ注意しておきたい事があります・・。


それは・・・
中国人の好きな料理が
自分の口に合うとは限らない!!(当たり前)

もちろん、日本人みんながそうではないと思います!
あくまで私の場合です。
長年住んでいても口に合わないものも多かったです。

日本で食べられている中国料理が、
日本人の口に合わせて作られている事はご存知ですか?
そうなんですよ。
日本の中華と本場は全然味が違う~。(涙)


時には蟻や「毛蛋 máo dàn(マオダン)」と呼ばれる
孵化直前のアヒルの卵が出て来たり・・

ちなみに我が夫は何でもOK日本人なので
色々な食べ物に挑戦していました!
(何でも「ハオチー」と言うことから、
同僚からはハオチー〇〇と呼ばれることも。笑)

毛蛋への彼のコメントは忘れません。
「なんか、鶏肉みたい・・」とのことでした。
(脱線しました、すみません)

何を伝えたいかというと、
注文する時に何も言わないと色々頼んでくれてしまうので
食べたい物があるときや苦手な物がある時は
ハッキリと伝えましょう!!


中国の料理名は調理法がそのまま名前になっている事が多いです。聞いたことがない料理も料理名を見れば、どんな料理なのか想像できるのです。

例えば、『麻辣烫 málà tàng(マーラータン)』は麻(花椒)+辣(唐辛子)+烫(スープ)=花椒と唐辛子のスープです。

この記事では、日本で食べる定番の料理名を中国語でご紹介したり、包丁での切り方も中国語でお教えしています。マスターすれば、中国語のレシピも読めるようになります。ぜひ覚えて使ってみてください♪


4.文化の違いなので驚く事なかれ!中国の食文化あるある!

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日本の中華ではあまりメジャーではありませんが
本場では川魚や骨付き肉の料理が出てくることもあります。

それらの骨(ゴミ)を日本だったらお皿の端に置いたり
骨専用のお皿に置いたりしますよね。

中国では、それらをテーブルに直置き・・というか
ペッとテーブルにそのまま吐き出してしまいます。
一番凄いなーと思ったのは、本当に小さい小エビを
口の中で殻だけ剥いてみんな出していたこと。(器用!)

お店ではそれを見越して、片付けのしやすいように
テーブルにビニールがかけてあるところもあります。

店員さんが片付けているのを見ると
お皿などをまず片付けたら、そのままビニールの端を集めて
ゴミを入れたまま、結んでゴミ箱にポイッ!

めちゃくちゃ合理的!と感動すら覚える素早さでした。
ビニールがかかっていて
テーブルは直接汚れていないから拭く必要もナシ。

もし中国人と食事の機会があっても
テーブルに出されたゴミに驚かないでくださいね!
文化の違いですから^^

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まとめ

ご紹介した中国の食文化は
私が経験したほんの一部です。

飛行機で数時間で行けてしまう隣国なのに
食文化だけで日本とこんなに違います。
まだまだ書ききれないほど
たくさんの違いがありますよ^^

機会があればまた、他にもある中国と日本の文化の違いもご紹介していきますね!

中国文化や中国語に興味ある方へ。

HSK公式認定校であるフルーエント中国語学院主催の勉強法のセミナーがおすすめです。

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それでは皆さま、よい中国語ライフを〜♪

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