HSK6級レベル維持の中国語勉強法
こんにちは。中国語ゼミスタッフの晶晶(ジンジン)です!
私は以前中国に約3年間滞在していましたが、今は日本に住んでいます。
中国に住んでいた頃は毎日中国語のシャワーを浴びていて、中国語と向き合わざるを得ない状況でしたが、日本に帰国した途端に私生活では中国語を使うことはパッタリ。
帰国当初は日本に住む中国人と会って話したりしていましたが、パンデミックの影響でそれも叶わない状況です。
すると、どうでしょう。あれだけ頑張ってきた中国語が、頭からスルスルツルツルと、それはそれはスムーズに流れ出てしまうのです。
語学って、使わないと一瞬で忘れます。怖いし信じたくないけど、それが現実です。
一時は中国語が脳みそから半分ほど流れ出てしまった私ですが、それから持ち直して帰国後半年ほどでHSK6級を習得しました。
そして、今でも自分なりの方法で中国語レベルを保つように努めています。
今回は、そんな私の中国語とレベル維持法をシェアさせていただきます。
1.試験に申し込んでしまう
フルーエント中国語学院の方針でもあり、これは本当に効果が高いです。
私は一度、申し込んだ試験が中止になりました。
試験のおかげでモチベーションを保っていたのですが、中止になったことでやる気を喪失。試験勉強をしない日が多くなってたんです。
ですが、頭の端っこに「HSK6級」という文字がチラチラしているんですよね。
その時の素直な気持ち……「この文字邪魔💢💢」
脳から中国語がスルスルと流れ出てきてしまっていることには割と気づいていたので、「これ以上流れ出てきてから勉強するのは大変だ!早めに手を打たないと!」そんな気持ちにするために(その時点ではそんな気持ちにもなってない)申し込みました。
すると不思議なもので、勉強するんですよね。試験料無駄にしたくないですし。
何より、不合格だと再度受験のためにまた勉強しないとならない。それなら今頑張って受かってしまいたい。
その気持ちが大きかったです。
試験対策を始めると、スケジュール管理をするようになって生活にメリハリが出ます。
気持ちの面でも、問題が分からなくて悔しくなったり、知識を得て嬉しくなったり、聞き取れるようになったり、覚えた中国語を使ってみたくなったり、意外と楽しんでるものです。
それに改めて気付けたのも大きかったように感じます。
2.嫌いにならない工夫をする
私の留学先の先輩(現在は中国語講師として独立しています)が、「中国語を嫌いにならない努力をする」と言っていたのがとても印象的でした。
楽しいと思える時と、なかなかそう思えない時、全然ありますよ。
「中国語見たくない!聞きたくない!」それは中国語としっかり向き合った証です。
その先輩は「中国語が嫌になったら、一旦勉強をやめる」と言っていました。
気持ちが落ち着いてきたら、また緩やかに中国語と向き合うそうです。
ですが、何せ私はヘタレ。放っておくと「嫌になったらやめたまま」ということになりかねません。
なので私の場合は言葉をちょっと変えて「嫌いにならない工夫をする」というモットーです。
好きこそものの上手なれとはよく言ったもので、トキメキや情熱はすごい力を発揮します。
私の場合のトキメキと情熱は「友達」と「中華」と「推し」です。
それらに触れ合う機会を多く持つようにしています。
◆友達
中国滞在時に、仲の良い中国人の友人が数人できました。
異なる文化で育ってきた友人なので、私が知っている考えと違った考えが沢山出てくるんです。
その考え方が本当に面白いし、新たな文化や考えを知れる喜びが、私にとってはとても大きいのです。
そんな友人たちと、頻繁に連絡を取り合っています。主に微信(Wechat)で、中国語でチャットしています。
中国人は返信がめちゃ早!こっちもつられて早くなります。良いトレーニングです。
語学交換なども、SNSを使って友達を作れる時代。異文化の友達と会話するのは楽しいですよ。
◆中華料理
中国で中華料理が大好きになりました。
今でも無性に味わいたいのは、本場のローカル中華料理です。
池袋のチャイナタウンに出かけずとも、毎日のように食べられる環境が欲しいのです。
本場中華を最も気軽食べる方法。それは自炊。
帰国後、中国のレシピ本と中国のスパイスや酱を取り寄せて中華料理を楽しんでいます。
また、中国最大の検索エンジン「百度」のレシピサイトやレシピ動画も活用しています。
中国語の料理の専門用語を覚えられ、美味しい中華料理も味わえるので一石二鳥!という気持ちです。
noteで私だけ中華料理の記事が多いのは、私の中華愛のせいです。
中華愛があり余って、中国語ゼミでこちらの記事も作成しました。
中華料理が気になる方は、どうぞ参考になさってください。
◆推し
「動悸が不純であればあるほど、語学は上達する」と、とある方か言っていて、脳が揺れるほど頷きました。
「その国の人と付き合うのが、一番早くコトバ覚えられるよ」と言う方が沢山いらっしゃるのも、第一次韓ドラブームの時にドラマを見まくって韓国語が話せるようになったマダムたちがいたのも、「好きこそものの上手なれ」作用です。
広い中国大陸。多くの民族。中国人のお顔立ちは様々です。
きっと見つかるはず、あなたのストライクフェイスが。
中国人のアクターは本当に美男美女揃いなので、びっくりすると思います。
ファン・ビンビンさんなど、震えるほど美しいです。
台湾のビビアン・スーさん、今でも妖精のように可憐です。
私は女優さん、男の俳優さん、両方の推しがいます。
その方たちが関連しているSNSをフォローして、中国人ファンからの情報に目を通して、映画やドラマを見ます。
中国のドラマは、平気で60話とかあるので、一度見だしたら簡単には抜け出せませんよ。。ふふ。。
ドラマや映画は生きた中国語が学べるので、特におすすめです。気に入った文章を覚えて友達に使ってみたり、楽しいですよ。
また、YouTubeなどでは中国ドラマやドラマのセリフを特集しているチャンネルがあり、参考になります。
自分でSNS発信するのもアウトプットになり、楽しそうですね。
■オススメ中国ドラマ15選│楽しみながら中国語リスニング力をアップ!
3.日常に取り入れる
自分に合った方法で、中国語を日常に取り入れてみます。
最初はちょっとした努力が必要ですが、習慣になるまで頑張ってみましょう。
1つ5分、もっと言うと1分とかでも違います。◯◯ルーティーンとかにするのも良いですね。
私の場合は、こんな感じ。
◆中国のWebやSNS
weiboの他に、インスタやTwitterで中国や中国語をメインで投稿しているアカウントをフォローして、タイムラインで眺めています。
中国の今を知れるので、楽しいです。
◆とりあえず音読
WebやSNSで中国語を見かけたらとりあえず声に出してみます。スマホは毎日見るので、結果、毎日音読しています。インスタなどでは、音声の投稿をしてくれている優しい方がたくさんいるので、とても有難いですよ。気分が乗ってきたら好きな教材を使ってシャドーイングもします。
◆Podcast
ラジオが大好きなので、移動中はPodcastを常に聴いています。中国語学習チャンネル、中国の現状を知れるチャンネルがたくさんありますので、自分が面白いと思えるチャンネルを探してみてください。オフラインでも聴けますよ。個人的に、移動中のPodcastは歩きスマホや乗り物酔いを防げるので、安全管理体調管理面でもおすすめしたいです。
おすすめのPodcastチャンネルです。聞きやすくておすすめ!
日中バイリンガルへの道
声动早咖啡
山下智博のとにかく明るい中国
■中国語学習アプリ7選・Podcast3選│中国語をマスターした私がオススメする最強スマホ活用術
◆BGM代わりに中国ドラマを流す
起床後、帰宅後、在宅ワークの休憩中、家事をしながら…いつでもいいので、とりあえず中国ドラマを流しておいてネイティブの速さを忘れないように耳に入れておきます。
私は、一度見てストーリーが把握できているドラマを流しています。画面に集中しなくても、話が分かっているのでストレスになりません。
気になったセリフを聞き直したりしていると、結構覚えていたりします。中国語のラジオや、中国の音楽でもいいかも。
◆中国語で日記
もともと日記を書く習慣があったので、中国語でも数行書くようにしています。ナイトルーティーンと言えば聞こえはいいでしょうか。寝る前に日記帳を開く癖がついていたので、良かったです。
日常に取り入れたい場合は無理はしたくないので、好きなことしかしません。自分に合った方法を見つけられたら勝ちだと思います。
4.人の目を借りて問題集を開く
試験前やレッスン前じゃないと、問題集って開きませんよね。
あ、皆さん普通に開けますか?すみません、私は開けません。
そんな私でも勉強する気になれる方法があります。
図書館の勉強スペースやカフェなど、人の目があるところで問題集を開いてみるのです。
家だとなかなか人の目を意識して、ちょっと背筋が伸びます。
私はたくさんのテキストや問題集を試すよりも、一つのテキストを繰り返し解く派です。
過去に自分が勉強していたテキストを開いてみると、試験前に頑張っていた感覚を思い出すのでしょうか?
何だかメラメラしてきて、「よしよし、解いてみようかね!(腕まくり)」という気持ちになっています。
勉強に関しては新しいことが好きで、そっちの方がテンション上がるという人は、新しいテキストや問題集がいいかもしれません。
自分の気分が上がるテキストをチョイスするのもいいですね。
まとめ
最後まで読んでいただいた方にはお分かりいただけたと思いますが、「試験に申し込んで強制的にモチベーションを上げる」以外は基本的に無理なことはしていません。
私も今回文字にしてみて、勉強らしいことをするよりも、自分の好きに繋げるアイディアを出す方に尽力しているということに気づきました。
「継続しか勝たん!」と思いますので、長く続けられることを見つけることがポイントなのかもしれません。
もし、長く継続できるアイディアをお持ちの方がいらっしゃったら、コメント欄で教えてください^ ^
それでは皆さま、良い中国語ライフを〜♪
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