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「地元を想像しながら、自分の暮らしをもう一度組み立てる」—本屋アンラーンでの創刊号イベント

はじめまして。先月10月に設立した「みんなでつくる中国山地百年会議」の会員になりました、中尾と申します。

11月15日に、広島県福山市の本屋アンラーンさんで、「みんなでつくる中国山地」創刊号発刊記念イベントが開催されました。ゲストとして、発起人の森田一平さんと田中輝美さんのお二人が島根からお越しくださいました。田中輝美さんからの軽やかなパスを受け取ってしまったので(笑)、イベントのレポートをさせていただきます。

会場となった「本屋アンラーン」は、2020年春に福山市街を一望できる丘の上にオープンした書店です。

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店主の田中典晶さん自身が島根県のご出身で、中国山地にもゆかりがあるのだそう。『みんなでつくる中国山地』も真っ先に取り扱いを始められたのだとか。

そんな福山市の市街地での開催で、中国山地に関心を持っている方がどれくらいいらっしゃるのだろうと思っていたのですが、福山市内だけでなく、広島県内各地、お隣の岡山県や島根県からも、十数名の方が来場されました。

ご自身が中国山地の出身だという方や、山と暮らしの関係性に興味があるという方、卒業論文や大学受験で過疎について考えているという大学生・高校生の方など、きっかけや動機は様々。わたし自身も、実は島に住んでいるのですが、同じ過疎地域の問題を中国山地のみなさんと考えていきたいと思っている一人だったりします。

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トークは、アンラーン店主の田中さんからの問いかけをきっかけに、次第に参加者のみなさんからの質問や感想に応える形で進んでいきました。話題の要旨は、ざっくりとこんな感じ。

・創刊のきっかけ、ゲストの森田さん・田中さんが独立、そして中国山地で活動する側になったきっかけ
・「過疎」がはじまり、そして終わりつつある場所としての中国山地
・過疎地に移住してくる若者が増えているのはなぜ?(開かれる地域と若者なりの”生存戦略”)
・「中国山地する」「中国山地的」という言葉を作るようなイメージで
・第2号のテーマと構想、今後の展望

わたしが特に印象に残った言葉をひとつあげるとすれば、「地元を想像しながら、自分の暮らしをもう一度組み立てる」というものでしょうか。戦後からおよそ六十年かけてできあがった現代社会の仕組みを急激に戻すのではなく、百年かけてじっくりと、一人ひとりが暮らし方を変えることを通じて、よりよい暮らしを取り戻していく。

今は「早く」「効率的に」「ビジネス的」なことが何となく良しとされがちな世の中ですが、あえて「ゆっくり」「非効率に」「自分たちの暮らしから」と掲げるところが中国山地的だなと感じています。

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百年会議に関わる人たちやトークイベントに参加した人たちだけでも100人以上。その人たちがちょっと一歩を踏み出したら、それだけですごいことではないでしょうか。もしかしたら、中国山地から社会が少し変わるかも。

さて、わたしならどんな一歩を踏み出してみようか。そんなことを考えながら帰路につきました。第2号は、その具体的な一歩を考えるきっかけにもなりそうな予感。既に第2号に向けた準備も始まっているようですよ!これからの出会いや発見が、ますます楽しみになりました。

イベントを開催してくださった本屋アンラーンさん、島根からお越しくださった森田さん&田中さん、ありがとうございました!そして、私のように中国山地に住んでいなくても、こうした「中国山地的」なマインドに共感する方なら誰でも参加できるのが「みんなでつくる中国山地百年会議」です。
さあ、あなたもぜひご一緒に!

(みんなでつくる中国山地百年会議・会員 中尾圭)

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