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【中学受験】入試分析会(サピックス)に参加してみた(2023年3月)

中学受験についてほとんど無知なので、無料ということでサピックスの入試分析会なるものに、物理的に参加してみました。

そもそもこういうものに参加してもあまり新しく知ることはないだろうと思って行ったわけなのですが、内容よりも、その場にいる親(一家族一名のみの参加登録可)がすし詰めになりながら必死にメモをとっているのを見て、今まであまり感知したことがない世界を見た気がします。

改めて、中学受験なんかなければいいのにと思ったのと、このレッドオーシャンに自分の子供をトライさせる意味を再度親としてしっかりと受け止めないと、子供に申し訳ないなと思う所です。

必ずしも、新4年生になる長男は自らが受験がしたくて学習塾に行き始めたわけではありません。

時たまに、受験勉強をしたい!と子どもが言い出して、学習塾に通わせたという方の話を見たり、聞いたりしますが、本当にそんな子が小学生の低学年でいたりするのかなと不思議でなりません。。

少なくとも、99%の子供は、外で友達と遊びたい、ゲームをしたいetc…ではないのでしょうか。

この入試分析会に参加しながら、ぼんやりとそのようなことを思って、話を聞いていました。

そして、そのように周りに座っている方々も思いながら、参加している人がほとんどではないかなと思ったりもしました。

一方、非常に驚いた瞬間がありました。

講師の方が、「子供の合格自体が受験の目的か、受験を通して合格しなくても子供の成長を望むというのが受験の目的か、どちらか手を挙げてください」という場面がありました。

間違いなく、後者が9割かな、と個人的には思っていたのですが、5割ずつ手が挙がっている感じで、「ああ、そうか、ここは競争を求めている人たちがたくさんいるところなのか」と改めて感じたところです。

たしかに、小学校6年生を持つ親になっていたら、ここまで頑張ったのだから、是非合格させてあげたい!という思いが強くなっているのかもしれません。

そこまで割り切って、子供と二人三脚できる人たちとの競争かと思い、いい意味でも悪い意味でも身震いがしました。

自分が頑張ろうと思って頑張る分にはいいのですが、親として、本当にこの波の中で必死に泳がせるのがいいのか、更に疑問が大きくなったところです。

分析会でのテイクアウェイ

流石に、生徒数がNo.1のサピックスだけあって、ビッグデータがそろっていて、納得がいく話ばかりでした。

特に、昨年度版ですが、合格力判定資料はそれぞれの中学校の模試で合格判定に用いる偏差値の基準を示す裏側でのデータが細かく載せてあり(例えば、●●中学で、サピックスオープン模試で偏差値60の子の合格実績は30%などがわかる一覧のグラフと表)、興味深かったです。

5年分のデータがあるのですが、各中学校の受験者数とは異なる実質的な人気度やその傾向がわかるので、また新しいのが5月にまとめられるようなので、是非今後の志望校選びの一助にしたいなと思いました。

また、言わずもがなですが、2月1日の東京近郊の受験者数は43000人を超えており、受験率も2023年では15%で、10年前から3%程度上がっていて、この傾向は引き続き続く可能性が高く、激戦になっていく可能性が高いとのこと。。

その後、子供への接し方や親の心づもり、後半は各科目の分析と傾向という感じで終わりました。科目の分析は他の塾でも言われているようなことと同じだと思います。

大勢の中で話を聞いて、家と会場を往復しただけですが、それだけでなぜかすごく疲れてしまって、家に帰ってから横になってしまいました。。


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