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多読と精読。どっちがいいの?

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多読と精読。いずれも英語上級者が推す学習方法です。

人によっては「精読がいい」「多読がいい」と意見はそれぞれ。

結局何がいいの?と思われる人もいるでしょう。

英語学習に関して一番よくないのは「大して理解もせずに鵜呑みにすること」です。

目的やメリットデメリットを理解して取り組むことが大切。

ということで、この記事では精読と多読についてまとめていきます。

私は30代半ばから英語を学び直し、英検準1級一発合格。TOEIC800点を取得しました。勉強時間は4000時間以上。

「結局どんな勉強法が良いの?」と迷っている方。
なんとなくやっているけど効果が分からないという方。
「精読」と「多読」の目的や効果について知りたい方。
「精読」と「多読」の効果的な方法について知りたい方。

私の経験を基に解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。

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多読とは

読んで字の通り、「たくさん読む」こと。分からない言葉や文法は極力調べず、とにかくたくさん読む。分からなくても読む。

■目的

①慣れること
たくさん目にすること。読むことで英文に慣れます。

あなたが今、こうして日本語の文を読めているのはなぜでしょうか。

「たくさん読んできたから」が一つの答えとして挙げられるでしょう。

もちろんそのベースになるのは「語彙力」や「文法」。しかし、それだけでは「速く」「正確」文を読めるようにはなりません。

なぜ私たちは日本語の文を「速く」「正確に」読めるのでしょうか。

それは「何度も読んできたから」

これは紛れもない事実。

英文も同様で、多読をすることで英文に慣れていきます。

英検やTOEICの学習を続けてきた私の経験ですが、

①一つ一つの単語を確認。和訳しながら読む
②単語と単語の繋がりを理解。和訳しながら読む。
③節を捉える。和訳しながら読む。
④節を捉える。イメージしながら読む。
⑤文章全体をイメージしながら読む。
⑥文章全体を「速く」イメージしながら読む。

このような成長を遂げていると思います。

「イメージ」とは、頭の中で文字に変換しなくても意味が分かる状態を指すと思ってください。

まだまだ私も未熟者なので、速く読める文とそうではない文がありますが、このような成長を遂げていくのは間違いありません。

②出会うこと

英文を「速く」「正確に」読むには語彙力と文法が不可欠。当然、それらの勉強は必要だと考えます。

繰り返しますが、多読はたくさん読むこと。その中で、学習した単語や文法と出会うことが確実にあります。これが大事。

人間が物事を記憶するのは「思い出した」時。

繰り返し情報に出会うことで「これは大事なんだ」と脳が記憶としてストックする。

同じ教材。同じ文を繰り返し読むことも大切。

また、学んだことと他の場面で出会うこと。これも超大切。

そのための多読です。

■おすすめの多読資料

今ではアプリで無料で読めるものもありますよね。英検の上級やTOEIC高得点を狙う人にはニュース系が適していると思います。

1.NHK World Japan
2. BBC
3. CNN

など、アプリは多岐に渡ります。課金しなければ読めない記事もありますが、目的は多読。読めるものをたくさん読むのが良いでしょう。

また、古本屋へ行くと洋書がリーズナブルに手に入ります。

私はケチなのでめったに新品では本を買いません(笑)

使用感はありますが、やっぱりお得です。

最後に、お金はかかってしまいますが、Amazon kindleはお得なサービス。

定額で本を読み放題のサービスですが、これに関してはケチな私も加入しています。

洋書も読み放題の対象となっているので加入するのも悪くはないでしょう。かの有名な「ハリーポッター」も読み放題の対象です。

精読とは

じっくりと文を読むこと。単語の意味や文法なども完全に理解する。たくさん読む多読に対して、「正しさ」に重点を置いた読み方。

■目的

「知ること」一択です。自分が知らない単語。文法。これを知り、理解すること。これが精読の目的。それが分かればその分は繰り返し読む「速精読」に近い段階に入ってOK。

ちなみに「速精読」とは私が考えた言葉で、「意味をイメージした上で速く音読する」ことを指します。

英語学習ではよく音読が推奨されますが、「頭がからっぽ」な状態で読んでも意味なしです。

大事なのは「読んでいるスピードに意味がついてくる」ことですよね。

ついてこない場合は「語彙」「文法」などを落としている可能性があります。しっかりと確認しましょう。

■精読の方法

①音読してみる
まずは読んでみる。これがスタート。まず発音できないものは知らない単語である可能性が高いですよね。

②調べる
①で見つかった発音できない単語。発音と意味も調べましょう。

③意味を確認しながら読む
丁寧に和訳しながら読みましょう。分からない表現、文法があるはずです

④調べる
単語の意味や文法。今後のために必須です。これをせずに「英語の勉強してます」とか言えませんね(笑)

⑤速精読
ばっちり意味が理解出来たら速精読に入りましょう。同じ文でも繰り返すことが大事です。


最後に

最後になりますが、タイトルの「どっちがいいの?」という問いに対する答えですが、

「どっちもしましょう」

が私の答えです。

同じ文をグルグルと何度も読むのは精読として効果があります。

でも飽きます(笑)飽きるのは学習効率が悪い。

また、英語を学習しているのは「その文」を読めるようになることではなく「色々な文」を読めるようになることのはず。

精読用の文章。そして他は多読で。など、使用するものを使い分けると良いでしょう。

こうして「精読で学んだものと多読で出会う」ことで学習効果は高くなります。

どちらかではなくどちらも。ぜひ実践してみてください!

最後まで読んでくださりありがとうございました。私のXもぜひフォローをお願いします!

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