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【ちょい見せ】24時間医学の概念を取り入れるべし

『24時間医学で考える脳神経内科 ~患者の1日を通して診る~』
(河合 真/原田陽平・著)

今回は、
「CHAPTER 0 24時間医学の概念を取り入れるべし」
をちょい見せいたします。 


Multidisciplinaryな医学 = 睡眠医学?

ひとつの臓器やシステム、その周辺を中心に診ていくのをボトムアップな診療科と呼ぶとすれば、ある期間を俯瞰的に診ていくのはトップダウンな診療科と言えるかもしれません。

睡眠医学はどちらでしょうか?
Multidisciplinary(多分野集学的)な診療科と言えるかもしれません。

特定の臓器にフォーカスをあてて診ていくわけでも、
数ヵ月~数年の変化で診ていくわけでもなく、
多角的な視点で、かつ“いい感じの時間単位”での診療を河合先生は提案しています。
それが24時間医学です。


人間の1日はだいたいこのように表現できます。


しかもそれが螺旋状に積み重なっていきます。


本書のキャッチコピーのひとつは
“夜間コールの原因は昼間にあり、そして逆も真なり”
です。

さまざまな分野からの視点で
患者の24時間を見つめ直すことで(multidisciplinary)、
“昼の診療科”であっても使える引き出しが増えてくるのではないでしょうか?

今後のnoteでは、
CHAPTERごとのQuestionを提示していきます。
興味をそそられる、目からウロコの内容があれば、
ぜひ本書をご覧ください。


(中外医学社・D)


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