「可愛い」と出会う
アーティストの金澤麻由子さんという方がいらっしゃって
何とも可愛らしい絵柄のイラストを描かれる。
可愛いって言葉は昔から使われていて
なんでもかんでもカワイイ
kawaiiは海外でも通じる言葉だったりする
今の高校生たちだと「ヤバい」
とかになるのかしらん。
とにかく、自分の心をわしづかみにされた時に心から発せられる言葉
それが「可愛い」
人によってそれを感じる基準は違うのだけど
誰かに自分のお気に入りをおススメする時に
「ね、ね、これ可愛くない?」
とちょっとうわずった声で言ってしまう。
金澤麻由子さんの作品にはそれがある。
このnoteと同じく、チャックルブックのSNSを担当している私こと、
チャックル店長はいつものように
ツイッターで日課であるおはようツイートを打っていた。
流れていくタイムラインの中で飛び込んできたのが、
この金澤麻由子さんのツイート
うっわ 可愛い
心の中で いや声に出ていたかもしれない
若干野太い声で
見ると個展開催とある。
個展があるのか~ 行ってみたいなぁ
でもこういうのって大体東京だったりするしな
って神戸?
行けるやん(急な関西弁)
と子どものころから無鉄砲で損ばかりしているのは「坊ちゃん」
子どものころから好奇心旺盛で考えるより先に行動するのが私
思い立ったらすぐ動く
行こう!
週末に電車に乗ってツッタカターと出かけたのだった。
久しぶりのJR神戸線、三宮より先はあまり行ったことがない。のんびり本でも読みながら行きましょう。目指すは鉄人28号で有名な新長田駅。
ボックス席で対面に座っているのは子どもを3人連れたお母さん。
赤ちゃん、ちょっと大きい赤ちゃん、ちびまる子ちゃんみたいな3歳くらいのオール女の子
可愛いなあ
読書の合間によその子を見て微笑んでいたら
窓から外を見ていたミニちびまる子ちゃんがこう言った
「姫路でおりるのぅ?」
え?姫路?
行き過ぎてるやん!?
ミニちびまる子ちゃん親子が降りる時に、本とカバンを抱えて飛び降りた。
「可愛い」に目を奪われているうちに「可愛い」に会いに行くのが遅れてしまった。
焦るかと思うでしょう。だが子どものころからこんなことはしょっちゅうだ。慣れっこだ。
なんでもありませんよ。と言った顔で
反対側のホームに行くと。
なかなか電車が来ない。
缶コーヒーをゆっくり飲む間に、到着した電車に乗って新長田駅へ
鉄人28号には目もくれず
作品に会いに行った。
これが金澤麻由子さんと出会う前のできごと。
続きます。
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