ワンダヴィジョンEP1/EP2考察 ”時間”がキーになる?

ディズニープラスに加入したってことでまずはマンダロリアンを一気見してからワンダヴィジョンに入ったのですが、マンダロリアンめっちゃ面白いですね。これだけでnoteの記事書けるぐらい古き良き冒険活劇やセンスオブワンダーを感じさせる作品でした。

しかしディズニープラスに加入するきっかけになったのはマンダロリアンだけが目的ではなく、今回とりあげるワンダヴィジョンから始まるMCU作品群が最初の目的でした。
ということで、少し私なりの考察と他所様の考察を見て、なるほど合理的であり得そうと思った点を書いてこうかと思う。

以下、ワンダヴィジョンのネタバレを含むのでご了承ください。

海外ドラマ史と作風変化で気づく時間経過

EP1とEP2を一気に見たときにまず最初に気づいたのが、セットの変化や撮影手法の変化。

二人の家のセットがガラっと変わっているのは恐らくわざとですね。通常海外ドラマにおいてはここまで大規模にセットを組み替えることってまずあり得ません。シットコムでも1話単位でこんなに変えることは無いと思うので、制作サイドの意図を感じます。

また、撮影手法も少し変化があります。EP1では古き良きシットコム同様に客席があるかのように固定カメラのみ(終盤にハンディのようなシーンがあったかも)で撮影していますが、EP2では屋内以外での撮影やハンディを多用する撮影手法になっています。

これらのことから、話数進むにつれて海外ドラマ史上の時間経過(技術の進化)を意識させる狙いがあるのでは?という考えに行きつきました。

実はこれには証拠も存在します。
EP1とEP2ではそれぞれオマージュ元となる実在のシットコムがあります。
EP1はアイ・ラブ・ルーシー(1950年代の人気シットコム)、EP2は奥様は魔女(1960年代)です。
EP2はOPを見るだけでも奥様は魔女とすぐにわかるでしょう。EP1ではアイ・ラブ・ルーシーの有名エピソードの引用も行っているようです。
またEP2ラストでカラー映像に切り替わりますが、奥様は魔女のシリーズ初期はモノクロ放送でしたが、途中でカラー放送になったことへのオマージュもありますね。
以上のことから、ワンダヴィジョンは話数が進むにつれてオマージュ元の年代も進んでいく可能性が高く、物語の鍵となるかもしれません。

作中にもう一つヒントがあります。
劇中CMにおいて「過去は忘れましょう。これが未来です。」というセリフや、「あなたのために時を告げるもの」というセリフがあることから時間を意識させる意図を感じます。
(前者のセリフは、ワンダがヴィジョンを失ったことに対する自己暗示にも聞こえますが…)
EP3ではパートリッジ・ファミリーやアーノルド坊やをオマージュするかもしれませんね。

ワンダヴィジョンは2023年の物語

EP1でカレンダーが出てきますが、8月23日が水曜日である年はあの2023年です。
2023年と言えばMCUにおけるエンドゲームがあった年。つまりワンダヴィジョンはエンドゲームとスパイダーマン/ファー・フロム・ホームの間に位置しているということです。

蜂の意味するものは…?

EP2のラスト、マンホールから養蜂家が現れます。そこで少し気になったのが、各エピソードのラストでフェードアウトするシーンで六角形が登場します。
これは偶然ではないと思います。蜂が意味するものは何なのか気になるところです。

他所の考察で面白いと感じたもの

リンク貼っておくので是非。
■【ネタバレ】『ワンダヴィジョン』解説・考察:不気味すぎるMCUの狂気の新境地が開幕!
蜂とコミック『VISION』に関する考察。ワンダを巡る2つの組織の戦いという風に考えると面白いですね。
そう考えると、モニカはスパイ?実はドラマを見ていて気になったのですが偽名を名乗る時に言い淀んだんですよね。つまりS.W.O.R.D.のエージェントとして潜入しているならば、偽名で名乗ることも筋が通る(A.I.M.側のスパイにバレないため?)。
もし、A.I.M.からもスパイがいるのならば、モニカかそのA.I.M.スパイのどちらかがコミック『VISION』におけるヴィクター役なのかもしれない。それによって闇落ちするか否かで分岐する可能性もありますよね。
ちなみにA.I.M.のスパイがいるならば、ワンダの隣人の奥さんが怪しいw


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