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社会人5年生

⚠この話はフィクションです。

社会人5年生。


就職するのが面倒くさくて、
学生の頃にちゃんとした就活しなかった。
あのときちゃんと就活してたら、
今もっといい景色みれたのかなー。


社会人5年生。


就職したけど、向上心なんて全くなくて、
別にクビになることはないからぼっーとしてる。
転職とかしてたら
今もっといい景色みれたのかなー。


学生を越えて社会人。
身に付いていくものは、無理する事への警戒心。
意識あるやつは積立NISA?
意識あったとて金なんてねーさ。



あのとき無駄遣いしなかったら、
今もっとお金あったのかなー。
あのときもっと意識持っていたら、
今もっとキラキラしてたのかなー。


社会人5年生。

周りが結婚するようになって、
吸い込まれるように結婚相談所に行って、
でもそこにしっかりとした芯なんてあるわけなくて、身の周りの人達の凄さをまた思い知らされる。


みんなすげー、本当にすげー、
自分は社会人5年生。


やることないから仕事に行って、
仕事の時間外も別にやる事ないから、
音楽やって、気が付いた時には社会人5年生。


職場でみんなで仕事をしていても、
趣味の音楽をみんなでしていても、
家に帰ると結局自分は1人だって事を知っている。


そうえばひとりでも、
全く問題なく生きていける事に気がついてしまった社会人5年生。



職場の人にも、趣味付き合いのある人にも、
それ以上もっと仲良くなりたい人なと思う人はたまにいるけれど、そこの壁はもう越えられずにいる社会人5年生。



もし何か人間関係が面倒くさくなってしまったら、今の仕事も趣味もなくなってしまうのではないかという怖さが勝って、それくらいならばプライベートは1人でいよう。を選んでしまう社会人5年生。



誰でもいいからこの壁を破ってきてくれて、
自分と一緒に笑ってくれる人が居たらハッピーだよなーと思う。




でもそのくせ、
それが誰だって良いわけでもなく、
気が合う人じゃないのであれば、
一人のままで全く問題ないや!と思ってしまう、
最低に面倒くさい受け身の社会人5年生。




そんな感じで1人だったとしても、
今日という日を生き続けている自分にとって、
周りの人がいなくなることが何よりも苦しい。




社会人になって5年経つけれど、
自分が周りに力を込めて言える言葉は
情けないけれど1つだけ。











「絶対に死ぬな。」








とりあえず今は完敗としよう。🍺












みんなそれぞれ異なる場所で掻き集めた完敗を、
次あった時におつまみにして、乾杯しよう。🍻







だから、ボロボロになっているとしても、
無理せずなんとか生きる選択をし続けていこう。






目の前に広がっている景色は、
その人にしか分からないけれど、
離れた場所で生きている仲間が絶対にいる。







その仲間達のために、
死にたくなっても生き続けていこう。


By  社会人5年生。
 





















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