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腹時計は正確に時を告げる

毎朝正確に鳴るアラームがある。
猫様だ。

平日、土日祝関係なし。
6:30にはゴロゴロ!と大きく喉を鳴らしながらやってきて、人間を起こしにかかる。耳元で大音量。

まずは顔舐めから始まる。知っての通り猫様の舌はとてもザラザラしていて舐められると痛い。しかも起こすのに必死だから、舐めるスピードが速いこと速いこと。でも覚醒し始めた人間はまだ寝ていたいと思っている。

頭まで毛布をかけて逃げる。
その上で、猫様にも毛布をかけて、もう一眠りしてもらおうとした。寒い日はこの手がかなり有効になる。暖かくして快適な環境を作ってあげると眠たい気持ちが強くなるから大人しくなるんですな。

でも今日の猫様は、そんな罠でお茶を濁そうとしても引っかからない。するりと毛布から抜け出した。

出ていった猫様を無視して、もう少し眠ろうと仰向けになって体制を整えた。そうしたら今度はお腹の上に乗ってくる。
執拗に起こさなくなったので、もう少し待ってやろうという気持ちでいるんだろうけど、平均より重めな猫様。だんだん人は苦しくなります。お腹の上で香箱座りしている猫様と、気になって眠れない人間。

起きました。少しもぞもぞして、起きあがろうとすると、嬉しそうにお腹の上から降りた猫様。しっぽをぴんぴんにあげて、早く寝室のドアを開けろとひと鳴きする。

ドアを開けて猫様とリビングへ。ちゃんと人間がついてきているか振り返り確認しながら進んでいく猫様。

ちゃんとご飯をお出しした。
カリカリとご飯を食べる猫様。
食べ終わると舌をペロリとして、毛繕いを始めた。そしてお気に入りの窓を見に行くのだった。

いつ何時でもマイペースを崩さない猫様のおかげで、休日の貴重な時間を作り出せた。朝活でコーヒーを飲みに行った私なのでした。

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