ソニー2019年3月期通期決算を読む
有料Note第2弾はソニーの2019年3月期決算を解説します。
ソニーは、もしかすると令和元年を代表する銘柄になる可能性があるのではないか、と個人的にみています。
その理由も含め、各事業セグメントごとのグラフと共に解説していきたいと思います。
まずは前回同様、お手元にソニー2018年Q4決算の決算資料をご用意ください。
なお、前回までの決算記事・企業分析記事などは以下にありますのであわせてご参照ください。
⇒【6758】ソニー2018年Q3決算~実質的にスポティファイの売却益・評価益で業績嵩上げ
まずは決算短信でザックリと大まかな数字をみてみましょう。
ソニー2018年Q4決算 概略
ソニーの2018年Q4決算は対前年比で売上が1.4%増、営業利益が21.7%増、EPSは707.74円となりました。
営業利益率10.3%、ROEは27.3%、ROAは5.1%
ROEとROAの違いは、ソニーの株主資本比率が17.9%と非常に低いことに起因します。
ようするに、レバレッジかけまくりということです。
なお、キャッシュフロー状況をみると今期は投資先行となっていたことがわかります。
ソニーの2018年Q4決算 事業別・四半期別売上推移
次に、Supplemental Information for the Consolidated Financial Results
for the Fourth Quarter Ended March 31, 2019を利用して詳細な数字をみていきます。
各セグメントについて、2012年Q1~2018年Q4の四半期別業績推移のグラフを添付するとともに細かく解説していきます。
まずは現在のソニーの一番の稼ぎ頭になった、主力のゲーム事業のグラフからみていきます。
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