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マインドマップに出会い、可能性を感じまくっていた頃

こんにちは。スケジュールを把握できない、なかだいらです。
このnoteでは長男ナオ、次男リョウが発達障害の診断を受けた流れ、その後バリ島で育て直しを行った体験の記録を、本人の許可を取ったうえでつづっていきます。
バリ島へ行ったのが2009年。まずはそれまでの日記を出していきます。#062

2008/3/3「大人が余計なことさえしなければ」

子どもは本来、自分で人生を切り開く力を持っています
大人が余計なことさえしなければ

最近、とってもうなづけた言葉。
プレーパーク講演会から。

2008/3/7「プチ登校拒否」

次男がプチ登校拒否。

寝坊して行くのが面倒になっただけかもしれないけど、「学校行きたくない~」と布団に包まって出てこない。

安易に休ませるのは嫌だったけど、ここのところリョウと過ごす時間が十分取れていないので、休ませることにした。

そのかわり、

・今日、学校でやるべき勉強を家でやること。
・漢字の練習をすること。
・ピアノの宿題をすること。
・学校に行きたくない理由を話すこと。

を約束する。

先生の話だと99%授業に集中していないリョウ。
今日だけかもしれないけど、長い音読を自ら進んで始め、最後までキチンと読めた。
学校では大人数の中で、集中力に問題のある子に勉強を教えるのは本当に難しいことだと思う。
でも横に誰か付いて、創意工夫を持って勉強を見てやれば、かなりよく理解し課題をこなせると感じた。

ちなみに、学校に行きたくない理由は

・先生に毎日小突かれる
・友だちが遊びに入れてくれない
・友だちがヒソヒソ話をして笑う

など、嫌なことばかりなんだそうだ。
リョウ側にも多分に問題ありだし、こういうことも含めて学校は人間関係を学ぶ場でもあると思うけど、なんだかな~。

理由が分からないから学べないんだろうな。リョウにとってはストレスなだけ。
ひとりひとりの能力を最大限伸ばせる環境ってどんなだろう。

2008/3/10「マインドマップとの出会い」

色々なことがあって忘れてしまいそうなのでメモ。

前からマインドマップという思考法が面白そうで気になっていた。
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偶然、学童の会議でマインドマップを使用した資料を見た。
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手っ取り早く使えそうなマインドマップの本を探しに本屋に寄った。
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目的の本は品切れで、トニー・ブザンの分厚い本しか無かった。
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仕方なくそれを買った。
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そしたらたまたま発達障害や学習障害児向けのマインドマップを使用した学習法の章があった。
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意味が伝わらず次男がギャーギャー怒っているときにマインドマップを使って説明してみた。
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ちゃんと伝わった!

以上。

個人的歴史的興奮的瞬間。
この世に偶然なんて無い。

2008/3/14「矛盾していない」

近況報告もろもろ
頭から湯気が出る勢いでマインドマップの本を読み終え、打ち合わせに使ってみたりと練習中。

続いて、トニー・ブザンの「頭がよくなる本」を読み始め、脳と心マニアとしてはたまらなく面白い!
こちらも脳みそを沸騰させながら読んでます。

バリ熱は飛行機チケットの手配と宿決めですっかり落ち着いて、「あとは行くのみ」の平穏な状態です。
旅の後半はウブドに滞在。宿は日本人オーナーが経営するルナ・ゲストハウスに決定。

バリのブログをあれこれ見ていたら、プネスタナンという地名がやたらと出てきて、「ん?」と思って確認したら、たまたまルナ・ゲストハウスがある場所だった。
ルナ・ゲストハウスはプネスタナン村にあるんだけど、どうもこの村バリの中でも知るひとぞ知るパワースポットらしく、不思議体験をしたひと数知れずという場所のようです。

バリに呼ばれていたというより、プネスタナンに呼ばれていたのかしら?
ま、行けば何かが分かるでしょう。きっと。

母はこの村で貸家をやっているところを見つけたらしく、下見するつもりでいます。母の方が先に移住しちゃうかも。

と、バリの話と同時進行で、母は駅前にヒーリングサロンを完成させました。バリへ行くというのに、日本に拠点を置く準備も進めているというのは一見矛盾しているように見える。でも本人の中では矛盾していない。
すべてが「これでいいのだ(バカボンのパパ風)」に進んでいて、きっとなるようになる。

そういう私も、2年ぶりに手話サークルに顔を出し、「やっぱ、手話の世界って最高!」と思うのでした。
バリに長期滞在したい気持ちと、手話を学びたい気持ちと同時進行。さらに大学の心理学科への入学申請手続きも同時進行。
どうする、オレ? のカードが多すぎ。
どれも選べないから全部やる~。
そのうち淘汰されるものは淘汰されるだろうし、伸びるものは伸びるんだろう。
夫から「身体はひとつなんだよ」と言われそうだけど自分の中では違和感も無く、何も矛盾していない。

マインドマップと手話が化学反応を起こして、発達障害の子どもやその親が毎日楽しく過ごせるような何かが出来上がったりして、それにバリが絡んできたら最高に楽しいんだけどなーーー。

2008/3/26「マインドマップ素晴らしい!!」

これはすごいぞ。
ビビビと来てます。
もう手放せない。

ここのところマインドマップにはまっています。
本を読んだときには手描きではないマインドマップ(パソコンで作るマップ)に違和感があったのですが、ソフト使ってみたら自分との相性ばっちり!

私が使っているのは、MindManagerというソフト。
いくつかある中でアイコンデザインが一番好きだったので。

いやー。机の上の仕事の山をマインドマップを使って整理したら、ものの見事に片付く片付く。
実際には資料を別の場所に積んだだけだけど、頭の中の整理がバッチリできました。
優先順位もつけられたし、一目で自分の抱えている仕事・プライベートな用事などなど、全部が把握できるようになりました。

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マップにしてみると結構シンプルなんだな。
何が大変か分からないけど大変ってところが大変だったんだ、きっと。

私のように注意力散漫で次から次へと何かが思い浮かぶヒトには最高のツールです。
思考が停止しているときでも、マップを作り始めるとどんどん車輪の回転速度が速まるのが分かる。

自分の場合を考えてみてもそうだけど、ADHD的ニンゲンはこのツール&コーチ(計画・実行・達成のプロセスに伴走してくれるひと)の存在によって、たくさんの能力を開花できるはず。

うーん。頭の中がグルグルグルグルグルグル(←いい意味で)。
もうじき、ポンと何か産まれそう。

ちなみに、いままで「速読」ってただ忙しい人が斜め読みをする技術だと思っていたけど、そうじゃないんだね。
ジグソーパズルを効率的に完成させる方法と速読は似ているんだってことが初めて分かった。

マインドマップを使って「モンスターペアレントの正体」という本を読んでみたんだけど、とても速く深く読むことができました。

うーん。
子どもの創造性の邪魔をしないで楽しく学習もできるな、これは。うむうむ。面白い。なんだかもう、引き寄せられているような磁力を感じるよ~。

もし私が将来こちらの方面で何かしたら、その芽生えの時期を共有したと思ってください。
私の熱が急速に冷めたら、ああ、またいつものアレか、と苦笑してください。

以上!

■当時をふりかえって補足 2021.10.30
プチ不登校については、「学校に行きたくない理由」って本人にも分かっていない場合があるので、聞きすぎない方が良いですね。
この頃、次男なりにSOSを出していたと思います。
当時はまら相手の気持ちや、経緯の理解が難しかったので、本当に世界は自分の敵だと思っていただろうな。その後、緩やかに発達して、いまはもう大丈夫ですが。
マインドマップはいまでもとても好き。手で描く方が楽しい。
36色のカラーペンがお気に入りで、デスク上にいつも置いています。
サラッと書いていますが、母がリコネクションというヒーリング手法の資格を取ったので、駅前の事務所をサロンにして仕事を始めようとしていました。サロンも私の心理学科も結局辞めてしまうんだけど、衝動に従って撒けるだけ種撒いて、手入れできず枯れるものも多いです。
「お金の無駄」ではありますが、それでいいかなと思ってます。
ただ「好奇心をコントロールする」とか「やらないことを決める」という言葉も私には必要だよな~って、同時に思っています。
エネルギーが分散してしまうものね!

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