見出し画像

次男リョウ(小2)大暴れの話など

こんにちは。ご褒美はアロマトリートメント、なかだいらです。
このnoteでは長男ナオ、次男リョウが発達障害の診断を受けた流れ、その後バリ島で育て直しを行った体験の記録を、本人の許可を取ったうえでつづっていきます。
バリ島へ行ったのが2009年。まずはそれまでの日記を出していきます。#049

2007/8/17「リョウ、大暴れ」

ここのところ次男のリョウ(小2)がひどい状態。
反抗期まっさかりなんだろうけど、手足が出るからホント大変です。
思い通りにならないと物干し竿を振り回したり、ココの哺乳瓶を投げたり、いつ怪我をするか分からない。
長男は理屈が通用する子で自分の考えを言葉で説明することもできるから、物に当たることは全然無かった。
次男は「理解する」ってことがまだ難しいので、どうしてもフラストレーションが溜まって爆発するみたい。
「宿題をやったら自由時間をもらえる」というルールがまず分からない。
例えば、長男が宿題を済ませてゲームをしていると「お兄ちゃんだけずるい」となる。
「お兄ちゃんは宿題を済ませたからいいんだよ」と言っても「なんで俺はゲームできないんだ。母さんは意地悪だ!」と泣く。「宿題が終わればできるよ」と言っても「宿題は嫌だ。やらない。みんな消えろ」と大暴れ。
本当に理解していないのか、単なる反抗期なのか、その他の問題なのか判断が難しい。
三男ココが生まれたことでのストレスもあると思うし、お兄ちゃんが家にいて自分だけこどもルームに通うことにも不満があるんだろうと思う。
理由はどうであれ、リョウの中にエネルギーが溜まってうまく流れて行っていないようなので、今日はルームをお休みさせて、みっちりリョウに付き合ってみるつもり。
ママ独占。これだけで意外とすっきり流れて行くときもあるし。
リョウは根は優しいいい子。
ワンパク坊主に見えるけど、見た目と違ってデリケートなところがあります。
猫や犬、赤ちゃんが大好きで、愛情が濃すぎて相手に嫌がられたりします。愛嬌がある方だと思うから、自分との折り合いがうまくいけば楽しく生きていけると思うんだよな~。

2007/8/18「職業病」

昔、皮膚科のクライアントさんとウェブ制作の打ち合わせをしていたら、先生が私の左手首を見て、「その赤いプツはどうしたの?」と言う。

「虫さされだと思うんですけど、薬を塗ってもなかなか治らないんです」
「ちょっと、見せて。ふむふむ、この盛り上がりかたはじんましんですよ」
「えー、そうなんですか? もう半年くらい両足にも出ていて困っていたんです。じんましんなんだ、これ。へぇ~!」

当時はすーっごく難解な仕事を抱えていたので、身体が「嫌だ~。こんな状況嫌だ~」と言っていたんだろうな。

同じように、内科の先生と打ち合わせ中をしていたら
「さっきからコホコホ咳が出ていますよね。いつごろから出ているの?」
「半年以上は出ています」
「喘息の咳っぽいなぁ。ちょっと脈を見せて」
とか。急に診察してもらえるの。

職業によって、気になるところ違って面白い。

建築関係のクライアントさんは、打ち合わせ中にお店の造りとかを見てる。
飲食店のクライアントさんは、珍しい種類のお酒と出会うとひとりで5,6杯頼んで全部飲み比べをしてる。

私もホームページを見ながら一般のひとが気にしないようなことを気にしているんだろうな、きっと。

2007/8/23「思うこと」

母の行動
いま母が買い物から帰宅。仕事部屋にそっと差し入れをしてくれる。袋の中には「しっとりきなこ(スナック菓子)」「キャラメルサブレ」「どらやき(3個)」「ミルキー(3袋)」「クッピーラムネ(5連)」が入ってる……。私を太らせて食べるつもりじゃないだろうか。

お手本
リョウが夕飯の皿を下げているのを見て、1歳4か月のココも一緒に皿を片付け始めた。生活習慣にしても勉強にしても生き方にしても、親がガミガミ言うよりも、やはりお手本を見せるのが一番説得力があるんだろうなーと思う。
鍋や焼肉、焼き魚の骨を取るなど我が家ではすべて夫が行い、不器用な私は皿に取ってもらうのを待つのみなんだけど(ごめんなさい)、最近は子どもたちが私の皿に「骨、取れたからね」と、魚の身を取ってくれるようになった。よしよし。良い傾向。

挑発に乗らない
3年生と4年生とで長男ナオの様子が全然違うように思う。
弟の挑発に乗らなくなってきた。前に弟リョウがナオの気を引こうと何かを投げて、それに腹を立てたナオが泣きながら弟を追いかけていたときがあった。弟は構ってもらえて大喜び。ナオはブチ切れ。そのときは弟をトイレに避難させて、ナオが落ち着くまで待って話し合った。
「ナオ。あれはリョウが悪いよね。でも、どんな理由があってもナオが手を出したらナオも怒られるよ。だいたい、ナオがこんなに怒って追い掛け回してもリョウは大喜びして逃げ回ってるんだよ。リョウの作戦は大成功になっちゃうよね。どう思う? ナオが怒る→リョウが喜ぶ。それって悔しくない?」
ナオも納得して、それ以降、弟の挑発には乗らなくなった。以前よりずっとうまくあしらってる。ナオの説明ややり方が難しくて弟が理解できていないということも分かるようになった。お兄ちゃんだから我慢しろ、ってことではなくて、リョウとうまく接する方法を模索するようになったという感じ。自分の方が色々なことを理解して行動できる、という点でも自信がついた様子。
昨日もナオがルームに弟を迎えに行き、その足で二人で歯医者に。終わったら家に一報入れ、マルエツの100均で水鉄砲を3人分購入。帰りがけに再度電話してきて「他に買うものある? 卵とか牛乳は大丈夫?」とのこと。しっかりしてるわー。昔より機嫌のいい日が増えてきたように思う。
またスタバに行ってナオのガス抜きと今後の兄弟関係について対策を練ろうと思う。
以上、近況報告まで。

2007/8/24「なんで?」

みんなも言ってない? 子どもや友だちに。
口に出さなくても、心の中で思うことって多いのでは?
こんな言葉。
 「なんで分からないの!?」
こちらの言う通り相手が動いてくれないとき、イライラしてカッとなってつい言ってしまう。
 「何回言ったら分かるの!?」
こんなに分かりやすく伝えているのに、どうして相手が理解できないのか。何度も何度も繰り返し言っているのに。
 「簡単なことでしょう?」
これ以上簡単な方法ないでしょう。この考え方が一番分かりやすいでしょう。それがどうして分からないの?
自分が言われてみるとよ~く分かる。
そう、確かに簡単な方法だろうし一番分かりやすい考え方なんだろう。ただし、それは「あなたにとって」。
あなたにとって分かりやすいか、より、相手にとって分かりやすい考え方、簡単な方法、そっちが重要。
ひとによって思考の順序も違えば想像のしやすさ、しにくさも違う。自分にとって簡単でも、相手にとっては難しいやり方かもしれない。
「なんで分からないの?」
「何回言ったら分かるの?」
「簡単なことでしょう?」
どれも酷な質問で、相手はこの問いに答えようがない。
普通は取れるボールだったとしても、相手が取れなかったり何度も落とすようなら、こちらがボールの投げ方を変えながら「なんで取れないのか」「なんで落とすのか」を模索できるといいと思う。
自分と相手は違うということ。その違いを尊重すること。
相手が困っていたら一緒に考えていくこと。
相手にとって簡単で分かりやすい方法を見つけること。

2007/9/1「夫の夢」

昨日の夜、夫と二人で遅くまで晩酌しつつ、子どもたちの結婚の話になった。
夫「10代で結婚しちゃってもいいな~。早く孫の顔見たいし」
私「もう孫のことまで考えてるの?」
夫「そりゃそうじゃん。孫の面倒は俺が見るんだ!」
私「赤ちゃん好きだもんね~」
夫「託児所作りたいな。子どもの相手して生きていけたらこんなにシアワセなことは無いよ」

今日も朝からココを抱いてお散歩へ行ってます。
夜寝るときも、子どもと一緒に寝たいタイプです。
忙しくても1日数回電話してきて「子どもたちは行った?」「子どもの体調はどう?」「今日は空手だよね」とチェック。
どんなに疲れて帰って来ても「保育園の連絡帳は?」と、日々の様子を読むことを楽しみにしてる。
夫は本当に子どもが大好きなんだな~、と思ったエピソード集でした。

つづく

次回は「法人を休眠しようか? 適職と天職について」をアップします。

■当時をふりかえって補足 2021.10.17
次男はずっしりしていて力も強かったので、暴れると抑えるのが大変でした。長男と同じように発達上の特性があるのかと思い、色々なテクニックを試しましたが通用しなくて、もしかしたら知的に若干の遅れがあるのかも?とも思っていました。特に怒りのコントロールについて、どうしたらいいのか悩む日々でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?